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仮面ライダーガッチャード 第24話【ネタバレ感想・考察】アイアンガッチャードが暴走フォームのように見えた設定的な理由

2024年2月18日

あらすじ

「グリオンを討つ」というミナト(熊木陸斗)からの手紙に宝太郎(本島純政)らは大喜び。
さっそくミナトが指定した場所に駆けつけるが、そこに突如新たなマルガムが出現。宝太郎はスチームライナー以外のすべてのカードを奪われてしまう。

このままではガッチャードに変身できない。
それでもカードを取り戻したい宝太郎は鏡花(福田沙紀)に相談、禁術なら一つだけ変身できる方法があることを知るのだが…。

出典:仮面ライダーガッチャード TV朝日

 

平和なひとときを過ごしていた
キッチンいちのせ連合に、青天の霹靂!!

なんと、これまで錆丸がアーカイブしていたデータが
すべて消失してしまったのだ!

これはガッチャしたはずの
消しゴムのケミー「ケスゾー」の仕業にちがいない。
みんなで雲隠れしたケスゾーを見つけ出せ!!

……って、あれ!?
データだけじゃなくて、なんかカードも全部消えちゃった!?

そして宝太郎の指輪も変わってる!?

挙句の果てには
スチームライナーまで、なんか姿が変わってる!?!?

いったい何があったのか?
禁断のチカラ、ドレッド壱式、古代のマルガム!

まさにすべてが、急転(テン)直下!!
怒涛の展開、見逃すな!!

出典:仮面ライダーWEB

仮面ライダーガッチャード 第24話の感想・考察

総集編の有効活用

仮面ライダーとスーパー戦隊は、どちらかが最終回だと、もう一方は総集編になるのが通例となっている。
今週は王様戦隊キングオージャー側が最終回だったので、例に漏れず仮面ライダーガッチャード側が総集編となった。

総集編は予算削減の意味合いもあるのだけど、今週は総集編以外の尺で新展開を割とガッツリ入れ込んでいる。

また、総集編で過去の流れを振り返りながら、重要な古代禁術についての設定を掘り下げて再説明していた。
流れ的にも違和感がなく、むしろ総集編という大人の都合を上手く利用したとも言える。

実際前回使われた時は、実質一話限りでふわっとした説明だったので、思い出しながら補足まで入れてくれるのは普通にありがたかった。

ただ、総集編という程総集編したかと言えば、あなりそんな感じはしなかった。
いつも通りの流れに、回想を多めに入れました程度で、予算は大丈夫なのだろうかとちょっと心配になった……。

ミナトの真意

グリオンを内心では裏切り、倒す機会を探っていたと思われるミナト。
しかし、宝太郎たちの信頼を逆手に取って彼らを罠にはめた。

そもそもグリオンが何も考え無しに、あえてミナトを配下に加えたとは考えにくいという答え合わせが今回行われた。

グリオンはミナトのウィークポイントを知っており、それを使って何かしら強迫観念を植え付けていると思われる。

だからといって、ミナトが素直に従っているということもあり得ない。
ミナトはおそらく、自分の立場を使いできるだけ犠牲が出ないよう立ち回る、スマートな大人の対応しているのではないだろうか。

しかしながら、この手の賢い選択というのは、状況に流されて取るケースが多い。
つまり本人にとっての理想的な動きとは、外部からの介入によって、とりあえず自分の範囲から見える中での最適解を選んでいる状態だ。

それが本当に最適解とは限らず、周囲から見ればむしろ『何でこういうことしているのだろう』とか『歪な行動だなあ』と思われることも少なくない。
今のミナトはおそらくこの状況にあるのではないか。

それが若き日の過ちに根ざしているのならば尚更だ。
自分にしかわからないロジックで動いているのなら、そのディティールを知る者にしか、ミナトの思想を理解するのは難しい。

そしてグリオンはそのロジックを知っているから自信満々なのだろう。

暴走フォームじゃなかったアイアンガッチャード

SNSでは、テンライナーの情報が公開された当初から、アイアンガッチャードは暴走系の強化フォームじゃないかという考察をしている人が多かった。

というのも、仮面ライダービルドのハザードあたりから、二中間フォームは暴走形態であることが続いていたからだ。
例外はジオウとギーツくらいではないだろうか。

またガッチャードではこれまでなかった、黒を主体にした厳めしいデザイン性だったことも、暴走フォームを予想させる要因だった。。

ただ、私は発表当時から割と懐疑的ではあり、やや否定的な発言をしていた。
というのも、暴走とはヴァルバラドの時がそうだったよう感情が怒りや憎しみで制御不能化しているケースが多い。
悪意に呑まれてケミーと融合してしまったら、それはもうマルガムと同じだ。

物語的に考えても、宝太郎が悪意でケミーを使うことだけは絶対にあってはならない。
もしそれをやるなら、仮面ライダーゼロワンで或人が闇堕ちした時と同レベルのイベントが必須だろう。

そこまで急転直下で絶望的な展開を1~2話だけで作れるだろうか。しかも現状から視聴者が納得できる説得力を持たせた上でだ。
そう考えるとどうしても現実的ではなかったので、暴走フォームは難しいだろうなと思った。

とはいえ、アイアンガッチャードは禁術を使った本来あり得ないフォームである。
テンライナーへの錬成は禁術による黒い炎=冥黒の力が用いられている。

それを示すように、本来なら二枚カードを装填することが前提のガッチャードライバーに一枚しかカードを入れていない。

これはスーパーガッチャードのような正規の使い方+レベルナンバー10の上乗せとはまったく意味が異なる

本来なら暴走して、それこそマルガムと同質化してもおかしくない状態だ。
それをケミーは友達だと信頼する宝太郎に悪意がまったくないこと。そしてテンライナー(スチームライナー)の絆で『仮面ライダー』であることを維持したため。

だからアイアンガッチャードの暴走フォームみたいなデザイン性なのでないか。
『暴走フォームになるはずだった』と考えれば、これも解釈的には十分にあり得る話だろう。

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