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仮面ライダージオウ 19話『ファイナルアンサー?2040』
ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。
今回はクイズ編の後編でした。
黒ウォズがあらすじ紹介していましたね。
いつもと違って最後は完全に予想ですけど。
クイズはデザインも戦闘方法もバラエティー番組っぽいポップさがありましたが、ストーリーはむしろ切ない感じでしたね。
予断ですが仮面ライダークイズのデザインが微妙なのは、2040年では仮面ライダーという作品がバラエティ化してしまったためです。
○×クイズとしてクイズのデザインにも大きな影響を与えている『アメリカ横断ウルトラクイズ』は、クイズ番組として隆盛を誇ったが、かかる制作費が莫大で視聴率の低下とともに消滅しています。
毎週やる仮面ライダークイズというバラエティ番組なら今ほど予算は割けないのでは?
ストーリーだけでなく裏事情も切ない!
さて、今回は先週からの大きな疑問だった仮面ライダークイズとアナザークイズが両立できたのかは劇中では説明されていません。
またアナザークイズ撃破後も堂安主水の記憶も消えていませんでした。
しかし、これらの事象には明確な答えがあります。
今回の感想はこれらの理由も絡めていきましょう。
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ソウゴとゲイツの成長と絆
今回はゲイツがメインの展開だった。
ゲイツは前回、眠っている主水を襲えず、仮面ライダークイズへ普通に戦いを挑んだ。
白ウォズがクイズを2019年へ連れてきた理由は、クイズのウォッチを得てゲイツリバイブへの未来を拓くため。
しかしゲイツがクイズウォッチを手に入れようとした理由は、(ゲイツリバイブのことも迷ったが)アナザークイズを倒すためだった。
ソウゴは主水から話を聞いた時点で、あっさりと堂安親子の問題を解決するにシフトしている。
民の事情を優先するのはソウゴの性格からしていつものことだが、ゲイツとソウゴの差は他にもあった。
ソウゴは恐らくクイズのウォッチを得なくても、アナザーライダーはクイズ自身が倒せると考えていたはずだ。
今回ソウゴがWのウォッチを使用していることからもわかるように、時間軸は劇場版『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』の後である。
劇場版のストーリーにてソウゴは電王がアナザー電王を倒す姿を直接見ていた。
またアナザーライダーは同じライダーの力で倒すルールが適用されれば、これはごく自然なことだ。
そのためソウゴの作戦ではクイズと共にアナザーライダーを撃破してから主水と父親が話をする時間を作る流れが成り立つ。
白ウォズがクイズウォッチを生み出して主水の記憶が消えてしまうと、この流れが潰されてしまう。
そのためソウゴは白ウォズと戦う役目を買って出た。
歴史争奪戦のせいでややこしいけれど、こうやって整理するとソウゴの行動は一貫性がある。
しかしゲイツは電王の戦いを見ていなかった上、これまでライダーとアナザーの両立展開はなかったので、ライダーに自分のアナザーを倒させるという発想が出てこなかった。
クウガの時? それはまずソウゴがクウガウォッチでアナザークウガに大ダメージ与えた上で、皆がライダーキックしているから……。
一応、最後にクウガが蹴っている事実を認識しているかは怪しい。
そうでなくてもスゲエうっかり屋さんなんだけどね。
ゲイツはまっすぐ過ぎる子だから!
いつもはソウゴが立ち回って、その中でゲイツが協力したり、作戦の中に上手く組み込まれて動かされていたりのパターンが多かった。
ゲイツが猪突猛進に突っ走っても、ソウゴが上手くいなしコントロールしている。
逆パターンとして王になる心が折れたソウゴに対して、ゲイツが焚き付けハートに火を付けた。
ゲイツの真っ直ぐさがソウゴを引っ張ったパターンだ。
今回の見所はそのどちらでもないことである。
ゲイツは突っ走る前に、ソウゴの行動を読んだ。
ソウゴはそんなゲイツの行動を読み、秘められた本心を見抜いた。
どちらかの立ち回りではなく、二人が相手のことをそれぞれに考え意識した上で行動している。
ソウゴもコントロールするようにゲイツを振り回すことはあれど、全て上手くいったわけではない。
オーズ編などで強く反発されて戦闘になる展開もあった。
ちなみにオーズ編では、ジオウがビルドアーマーでゲイツを倒している。
今回は逆にビルドアーマーでゲイツがジオウを倒すという逆の展開だった。
ガンバライジング/ライダータイム1弾/RT1-017 仮面ライダーゲイツ ビルドアーマー SR
だが今回は互いの存在を認め合い、最終的には合流して協力することで共通した目的を果たしている。
どちらか一方ではなく、ソウゴとゲイツ双方の成長があればこその展開だ。
意見が食い違っても簡単には切れない、ある種の信頼を得た二人。
だが、ゲイツリバイブとオーマジオウの未来が着実に迫っている。
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白ウォズの戦う動機は自己陶酔である理由
前回の感想でも書いた通り、白ウォズは根本的にゲイツを信用していないことが今回でハッキリした。
信用していないから何の相談もなく仮面ライダークイズを連れてきて、アナザークイズを生み出す。
そしてクイズウォッチを得ても、記憶や歴史の改変が発生しない事実を伝えない。
黒ウォズもソウゴと考え方は噛み合わず、二人の関係も良好とは言い難い。
しかし今更黒ウォズの忠誠心を疑う者はいないだろう。
白ウォズが心酔しているのは、ゲイツリバイブが生み出す救世主としての未来そのものだ。
事実、ゲイツが自分の思う通りに動く限り協力は惜しまないし、そのための舞台を自分で整えている。
ノートを使いゲイツを導いているのも、仮面ライダーウォズとして戦うのも、救世主を導く自分自身に酔っている。
ソウゴが黒ウォズの力を借りてその場を逃走した時は、逃げられたことを悔しがっていない。
むしろ嬉しそうに尻尾巻いて逃げる犬と笑っていた。
状況的にみてソウゴが逃げたのはゲイツからではない。
仮面ライダーウォズと白ウォズの生み出しているシナリオに対してだ。
ソウゴが上手くやれば新たなるジオウの力を祝い、流石我が魔王と讃えることを忘れない黒ウォズとは、そういう部分が根本的に違っている。
要するに今の白ウォズは『我が救世主TUEEEE!』ではなく、『救世主を導く俺TUEEEE!』がしたいのだ。
黒ウォズはアナザーライダーと戦える力があっても基本的に暗躍ばかりだが、白ウォズはかなり積極的に立ち回っている。
この辺の差からも白ウォズの自己顕示欲が見て取れる。
そのため視聴者目線だと、黒ウォズがゲイツを嫌い見下していたのはある程度は『我が魔王の敵』だからという目線で見れたが、白ウォズは単なる嫌な奴に映る。
白ウォズがいかに嫌な奴かという解説をしたいわけではなく、キャラ分けと演じ分けの上手さを今週はつくづく感じたというお話。
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仮面ライダークイズとアナザークイズが両立できた理由
今回、仮面ライダーとアナザーライダーが両立できたのは、ストーリーの大きな肝である。
それにクイズウォッチが生み出されても、主水は記憶を失わなかった。
この理由は本編では説明されなかったが、実のところ論理的に解説可能な事象であると白倉Pも語っていた。
これは先週の話でもあったが、主水を2040年から連れてきたのは白ウォズである。
もう一つ大事なのは、今回アナザーウォッチを用意したのも白ウォズということだ。
シノビ編のスウォルツは2022年でアナザーウォッチを入手(この時点で歴史改変が発生してシノビが消える)して、倒されないアナザーライダーを生み出した。
ここで白ウォズとスウォルツにはある違いが出てくる。
クイズを連れてきているので、白ウォズは2040年でアナザーウォッチを作っていない。
しかも白ウォズはゲイツにクイズを倒させるため主水を連れてきた。
もしここで歴史改変されると白ウォズが主水を連れてくる理由がなくなる。
アナザーライダーを生んで改変されなかったため、クイズウォッチを生んだ時も、同様に改変は起きない。
これぞタイムパラドクス!
ピンとこない場合は視点を変えてみよう。
仮面ライダークイズはゲイツリバイブがジオウを倒して、仮面ライダーの歴史が続く未来だ。
ゲイツリバイブがいたから、未来に仮面ライダークイズの存在がある。
そしてゲイツリバイブを誕生させるにはクイズウォッチが必要だ。
要するにゲイツリバイブルートだと、クイズが消滅すると歴史的な矛盾が生じる。
多分、こちらの方がシンプルでわかりやすい。
しかしこれだけでは、クイズのライダーキックでアナザークイズを倒せなかった問題が説明できない。
倒してからクイズウォッチを作っても歴史的な矛盾は生じないので、このケースだとタイムパラドクスは関係ないはずだ。
またゲイツとツクヨミが時間移動できないのに白ウォズができた理由も不明のままだ。
二つの未来による技術差といえばそれまでなのだけど。
うーん、スッキリしない……。
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レジェンド復活は仮面ライダー龍騎!
このまま三人目の未来ライダー登場かと思いきやレジェンドが参戦だ!
次回は平成仮面ライダーでも大きな転換期の一つ『仮面ライダー龍騎』である。
また、登場するアナザーライダーは龍騎ではなくリュウガだ。
レジェンドとして城戸真司役の須賀貴匡氏。
更には大久保大介(OREジャーナル編集長)役の津田寛治氏が登場!
⌚⌚キャスト発表だジオ!Part14⌚⌚
「仮面ライダー龍騎」より城戸真司役の須賀貴匡さん、大久保大介役の津田寛治さんの出演が決定ジオ〜。ソウゴの前に現れるのはアナザー龍騎…ではなく、漆黒のアナザーリュウガ?ジオ?!https://t.co/UrSFj9RMaW#仮面ライダージオウ #龍騎 #リュウガ #ジオウ pic.twitter.com/nSWrwz6tt6
— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2019年1月20日
なお、ジオウのスピンオフ二本目はクイズではなく龍騎で決定だ!
主人公は当然のごとく城戸真司!
⌚⌚「仮面ライダー龍騎」オリジナルエピソード制作決定⌚⌚
仮面ライダー龍騎/城戸真司役の須賀貴匡さんが主演、TVシリーズを担当した井上敏樹さんが脚本、柴﨑監督が演出にて、スピンオフ制作決定ジオ〜。ソウゴもゲイツも出るジオ!https://t.co/x1vLG0Fwra#龍騎 #仮面ライダージオウ #RIDERTIME pic.twitter.com/eEIcJ13kG7— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2019年1月23日
……あれ、秋山蓮は?
蓮役の松田氏はジオウの出演をツイッターで希望していた。
ジオウに出たいなぁ( ̄▽ ̄)
— 松田悟志 (@Matsuda_satoshi) 2018年12月18日
オファーかあればなぁ( ̄▽ ̄)
— 松田悟志 (@Matsuda_satoshi) 2018年12月18日
ツイートが切ないよ!
しかし、最近だととある衣装合わせで東映撮影所に行ったという本人のツイートもある。
龍騎のスピンオフ公開はまだ二ヶ月以上先だ。
まだだ、まだわからんよ!
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