あらすじ
第7話『どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!』
ハワイ諸島で倒したはずのスペルビアが多国籍任務部隊(ATF)の前に再び立ちはだかる。
同時に新たなデスドライヴズも動き出し、イサミとブレイバーンが交戦する。スミスは総攻撃で一時的にスペルビア抑えることに成功するが、ティタノストライド(TS)を破壊され絶体絶命の危機に瀕していた。出典:勇気爆発バーンブレイバーン 公式サイト
ブレイバーン第7話のネタバレ感想・考察
ルルは使い捨てパーツ
これは第三話辺りの感想からずっと書いてきた考察の答え合わせだった。
ルルがデスドライヴズを運用するためのパーツ的な役割であることは予想通り。
スペルビアが固有のルルを求めていたのは、自分の塔がもう存在していないので、新たな『ルル』を精製できないためだった。
塔の破壊はそれだけ十分な致命傷を与えることのようだ。
つまりスペルビアは第三話でブレイバーンに倒された個体だと思われるのだが、どうしてそのことを覚えていないのだろう。
また、ド派手に爆散したのも事実で、いつどこのタイミングで修復を行ったのか。塔がないのに修復できる方法があるなら、ルル抜きでなら生産も実質可能なはず。
それだと塔の役割とその重要性が損なわれるので矛盾が発生する。
ハル・キング司令官も同一個体かは不思議に思っていたので、そこには何かしらの答えがあってしかるべきだろう。
この謎は後半で解けるのを期待したい。
スミスの新たな役割
スミスがスーパーロボットに乗りたいがあまり、自らスペルビアの『ルル』代わりになろうとした。
主人公ロボに乗れないならライバル機に乗ってやる精神。
死を覚悟してまで何やってんの……ブレイバーンから生理的に無理と言われたダメージが計り知れないにも程がある。
結局、不適合で吐き出されてしまった。
しかしスミスは軍の方で昇進して部隊長となる。
スーパーロボットに乗るためなら何でもやろうとするのに、軍人として役目を任されるとそっちもしっかりこなす意思もしっかりとある。
この辺りがスミスが『軍人』から自分を切り離させない所以だろう。
そして軍の新型機のパイロットを任された。
開発に日本が関わっているだけあって、デザインが少しスーパーロボットっぽい。
今回のマシンは複座式で相棒の存在が必須だ。そしてもちろんそこにはルルが収まった。
ブレイバーンとイサミと同様に、ルルとスミスもまたバディとして真価を発揮する。
両者の意思が微妙に噛み合っていないのもよく似ているぞ!
スペルビアに使われていた頃のルルは意思なき使い捨てパーツのような存在だった。
しかし、今の彼女は、自分の意思でスミスと共に在ることを望み戦う。まさにバディなのだ。
デスドライブズもルルと同じく使い捨て装置の一部
敵の幹部級であるデスドライヴズはただ地球を制圧することだけが目的ではなかった。
彼らはそれぞれに自我を持ち、戦いの中で個別に求めるものがある。
また、それは八つの大罪に関連するものであると同時に、それは彼ら自身の『死』だ。
例えば、最初に登場したスペルビアは高慢を司り、強敵と推して参ることだが、これは武人としての誉れ高き死を迎えることが目的だ。
次のクピリダスはもっとわかりやすく、ド派手で豪快な爆発を求めていた。
そのため無防備に相手の攻撃を受けることで何度も死に、それだけではまだまだ足りないと『強欲』に復活する。
何故彼らは死を求めるようデザインされたのかはまだ不明だ。
正確に言えば死を求めるという性質も公式サイトの解説があるため共通項として見いだせたが、クピリダス単体ではただのドMでヤバいロボットぐらいの感覚しかわいてこない。
この辺は、ある意味でブレイバーンという前科があるためなのだけど……。
予想としては、彼らは塔がある限り無限に精製され続ける。
『ルル』が瞬間的に出力を上げるための使い捨て装置であることから、彼らは一度の出撃で長期的な稼働をすることは考えられていない。
そもそもクピリダスがそうであるように、一体倒れたら『ルル』と共に即次が生まれる。
だったら死を望むくらい戦いを求める性質にして、『ルル』を使い切るまで暴れまくる電撃戦こそが彼らの本質ではないだろうか。
しかし、地球という環境はデスドライヴズたちにはあまり適していなかった。
根本的に兵器の性能差があり過ぎて、尖兵だけでも優位に運べてしまう程に弱く、彼らにとっては物足りない。
いわば強過ぎるがゆえに欲求不満が溜まっている状況。
だから、クピリダスは他のデスドライヴズに、自分たちの欲求を満たす者としてブレイバーンを挙げたのだ。
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