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【仮面ライダージオウ】42話 感想 門矢士は本当に大体わかってた!

2019年7月8日

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仮面ライダージオウ 42話『2019:ミッシング・ワールド

ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。


ジオウも最終章に入って様々な謎が明らかに! と思ったら次回予告以上に判明した謎がない!
しかもツクヨミが妹なのは皆「大体わかった」状態だったから!

ストーリー的には三章構成の中編って感じですね。
後編への溜めに関する要素が多いので、次回こそスウォルツとツクヨミを軸に色々な事実が発覚しそうな予感。

そう言えばアナザービルドの年代が『2019』になっていましたね。
これは現代でアナザージオウⅡが召喚したことが理由でしょうか。
あと、あの跳んで障害物に躓いて転ぶ流れは、失敗したけど絵面が面白かったからそのまま使っちゃった的なライブ感がすごい出てませんかね? 事実が気になります。

ゲイツは安心と信頼のゲイツ。
もうこいつがヒロインでいいんじゃないかなってくらいにゲイツ。

らしさという意味では門矢士もすごく士らしい出番でした。
そこまで多くないのにしっかりとディケイドらしさがあって嬉しい。
ではでは、今週の感想と考察を始めていきましょう。

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加古川飛流サイドの内部がグダグダ過ぎる

現状の表面だけを見ると、現在のタイムジャッカーはアナザージオウⅡによって世界を征服。
スウォルツを中心にした時間停止能力を持つタイムジャッカーの三人と、元オーマジオウ臣下で歴史書を手にするウォズを配下に置いている。
更にはディケイド級の戦闘力でライダー召喚能力を有する仮面ライダーディエンドが、タイムジャッカーの力付きで仲間に加わった。
とんでもなく盤石の布陣である。

さて、では彼らの内情を一つずつ整理してみよう。
まずタイムジャッカーだけど、この三人は組織でありながら全員が個人主義でてんでバラバラである。

オーラはスウォルツがリーダー面しているのが激しく気に食わない。
ウールもスウォルツに対して強い不信感を抱いている。
そしてスウォルツは二人……どころか全員に対して巨大な陰謀を隠しているのは明らかだ。
中核を担う奴らがこの不協和音である。

ウォズについては、もう見るからに内部から切り崩す気満々のオーマジオウ派閥だ。
よくこんなのを仲間に引き入れたなコイツら。普通に全く信用できないよね?

歴史書でソウゴの変身像を見せているのはいいけど、それってつまり歴史を書き換えても未来は変わらずオーマジオウが支配する世界のままってことでは?
この時点でウォズが加古川に寝返って臣下になっているのはおかしいとわかる。

オマケに後半でウォズはソウゴの足止めに現れるが、戦いたくないと言って戦闘を避けた。君、足止めしにきたんだよね?
そして今も変わらないと発言している。歴史書通りの未来に進ませるために動いていると宣言したに等しい。
どう見てもソウゴと二人で話すタイミングが作りたかっただけだこれ!

海東大樹はそもそもアナザージオウウォッチを盗むために現れた。
アナザーライダーに二号ライダーをぶつける発想は、想定はできても実際に映像としてみるとやはり面白い。
アナザージオウⅡが召喚したものは対応するライドウォッチ無しで倒されるのは前回判明していることもあって、良い意味でベタな展開だ。

しかしインビジブルを使わず逃げたせいで、外にいたスウォルツの時間停止能力で捕まってしまう。
逃げる前にインビジブルを使用しようとしたら、その隙を突いてオーラに時間停止をされた可能性もあるので、一旦部屋の外に出る行為は安易に間違っているとも言い難い。
そして今度は海東が時間停止能力を渡されて、グランドジオウウォッチを奪い取った。泥棒に時間停止は相性が良すぎる!

けれど、あの海東大樹が命令されてまともに動く性格なわけがない。
組織に属することが嫌いなので、『仮面ライダーディケイド』においても士達と一時共闘こそすれ仲間として一緒に旅することはなかった。

そもそもにして、ディエンドライバーが大ショッカーから盗んだお宝だ。
海東にとってお宝集めは自分が特別であることの証明行為。故に自分だけの意思で行うことに重要な意義がある。

白ウォズと手を組んだ時も、結局海東が真に狙っていたお宝はウォッチではなくてノートで、それもしっかりと手中に収めていた。
自分の意志で盗んだものではないお宝は案外アッサリ手放す性質でもあるため、正直グランドジオウウォッチが奪われたことは視聴者視点だとそんなに大きな脅威に感じない。

そして最後はアナザージオウⅡの加古川飛流だ。
もうコイツの地盤すっごいガタガタなので、どちらかというと可哀想に思ってしまう。

世界を征服しているのはソウゴへの恨みから、自分が最低最悪の魔王になるため。
ソウゴが本当に目指すものすらわかっていない。
この辺りは概ね前話の考察通りだった。

http://kamen-rider.info/zio-42/

明らかに与えられる情報が制限されていて、まさにタイムジャッカーが狙っていた傀儡の王そのものだ。
起こす行動も自分の意志と思っているだけで、全体的にスウォルツにコントールされている。
王様なのに自分で出撃。逃がしちゃったら負けたとスウォルツが煽る。煽ルツ。

加古川が両親を奪った男の道化になっていた真実を知らない限り、ソウゴの言葉は届かない。
そして真実を知った時は、自分がやった完全に無意味な支配と虐殺に向き合わなければらない。
どっちに転んでも救いがないよね、この子。

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ちゃんと大体わかってた門矢士

今回の門矢士もソウゴのサポート要員だ。
レーズンパンと思わしきパンのレーズン毟りながら食って、ソウゴとゲイツの会話に口を挟んで決裂させているけどサポート要員だ。
もうね、士の一人遊びが気になって、ソウゴ達の会話が全然入ってこなかった。ただ背景にいるだけですごい存在感出してくる。
本当に一人でイマジンに負けてない。

ただし、これは本当にちゃんとしたサポートでもあった
最初、ソウゴはややこしくなるからと自分が魔王を目指す未来は伏せて話そうとしていた。
けれどそうなると話はチグハグになって信憑性が薄まるだろう。

これまでソウゴはゲイツに対して真摯に向き合ってきたから今の関係に至った。
ゲイツがソウゴに胸を打たれたのも、最善最高の魔王になる真っ直ぐさがあったからだ。

この会話の場を作れたのも、ソウゴが真剣にゲイツと向き合ったことがキッカケだ。
ゲイツの迷いとツクヨミが割って入ったことで成立した。そして士はその流れを見て「それでいい」と呟いていた。
三人の関係性についてもこの時に察していたと思われる。

ならばソウゴが正直に話せばその場でゲイツは説得できなくとも、ツクヨミがサポートしてくれて結果的に話は前に進む。
かつての三人は最初もそうやって土台になる関係を作ってきた。
一見茶々を入れるように見せかけて、嘘を吐いて誤魔化しながら説得しようとするソウゴに、それじゃ駄目だと遠回しなサポートを入れたとも考えられないだろうか。

けれど、この可能性に気付いたのは二度目の視聴で、一度目は本当にパンが気になってどうしようもなかった。妖怪レーズンむしり!

そしてかつて調査した時にみた情報からツクヨミのことも気にかけていたようで、ピンチのタイミングで颯爽と登場。
ツクヨミとスウォルツの関係についてもちゃんと察しての行動だ。この士、本当に大体わかってた!

独特なBGMこそないものの、「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」と元主人公のくせして気だるげな変身ポーズが似合うのも相変わらずだ。
(後、今回はまさかのソウゴがピンクじゃなくてマゼンタねとフォローを入れたぞ!)

ちなみに自分以外の味方ライダーと敵対するとめっぽう強いディケイドだが、各世界の怪人との戦歴はジオウと違ってそんなに良くない
そもそもガミオのような世界崩壊を招くような大物の相手が多かったからなのだけど、その例に則って今回も歴史を書き換えて魔王になったジオウⅡである。
苦戦はしつつも他のライダーと共闘できるとちゃんと渡り合える強さだ。

今回はカメンライドを使っていないが、ディケイドは元々遠近バランスの取れた武器を持ち、しかもネオディケイドライバーになってからは基本性能がかなり上昇している。
ジオウを圧倒していたのは単純な経験差によるものだけではなく、ビルドで力負けしてもディケイドに戻って形勢逆転したのはこういう理由からだった。

つまり、相手が強いと下手にカメンライドするよりそのままの方が強くて戦いやすい。強化されたせいで最大の特性が活かしにくくなってない?
ただ基本性能が向上しているなら、この状態でコンプリートや激情態になれば、それこそネオディケイドライバースペックでの上乗せになるだろう。

それこそ主人公食っちゃうのでジオウ内ではないとわかってはいる。
けれどやはり世界の破壊者ディケイドが、いつまでも全ライダーを破壊する存在であって欲しいというオタク心の拠り所としてこの手の妄想は必須なのだ。わかって。

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ソウゴとゲイツの絆は歴史改変でも曲げられない

なんやかんやゲイツは後半で元通り仲間になった。チョロい!
そしてソウゴとの語り合いや、ボヤボヤするなと変身を促す姿が完全にツンデレヒロイン。

ツクヨミは合理性と直感両面の判断で動くので、仲間にしやすいのは昔からである。
そのせいで敵対する時も存外アッサリしているので、ツクヨミの方が男らしすぎてヒロインに向かない性格だ。

今回も逃げながらアナザーライダーどころかウールにすら迷わず発砲しているからね。せめてあれは非殺傷モードだったと信じたい。
変身すらしないのに、追われる度にアクションシーンあって良かったねと思ってしまうメインヒロイン。それがツクヨミ。

士に関する考察部分と多少被るが、ソウゴとゲイツの絆はお互いが真正面からぶつかって育んできたものだ。
同じように再びゲイツを仲間にするなら正面から向き合うのがベストだ。

かつてのゲイツが思ったように、ジオウⅡと戦うソウゴを放っておけず内心では「コイツが本当に魔王になるのか?」とも迷っただろう。
でなければ違和感のような直感だけで仲間になる程、ゲイツのツンデレ力は低くない。
具体的にゲイツのツンは刺々しさこそ弱いが一度折れたくらいじゃまたすぐ生えてくるのだ。

説明すればするほど本当に面倒くさいツンデレヒロインの王道キャラそのものになるんだけど。
無骨な戦士系キャラが照れて萌キャラになると破壊力がすごいとかそういうギャップ萌えでもある。

しかし、今回ゲイツの心変わりが異様に早かったのは別の要因も強く作用していた
ゲイツの感じていた胸のざわつき。
それはアナザージオウⅡによる歴史改変ですら書き換えきれなかった、ソウゴに対するゲイツの想いだろう。

どれだけ歴史が書き換えられても、人と人の強い絆は失われない。
天才物理学者と元格闘家の絶対合わないはずの二人はなんやかんやでツナ義ーズファンをやっていた。
バカバカしいけれど、二人のベストマッチは形を変えて確かに残っていたのだ。

仮面ライダーとその戦いを支援する部活は、都市伝説である仮面ライダーを追いかける部へと変化した。
それでも、あの部であった青春の想い出は今でもそこに残されている。
教師になった元バッドボーイが繋いだ友情は、ドンドンと力強く叩くその胸に、今も変わらず残っているだろう。

乾巧と草加雅人。二人の間には最初から最後まで友情なんて綺麗なものはなかった。
二人の歪な関係は、歴史を変えてライダーベルトを巡る戦いがなくても歪なまま。
それでも出会い、何度もぶつかり嫌い合って、時には絶妙なコンビネーションを魅せて過ごした時間。
あるとは思えないのに確かにある仲間意識を、巧は今も抱いていた。

人を思い遣る心優しい旅人は、政治に利用され父親に絶望して旅を辞めた。
そんな彼は自分が忌み嫌っていたはずの政治家への道を進んだ。

けれどそれは再び人と繋がるため。
一人でも多くの人と手を繋ぎたいと目指した果ての答え。それは僕らの知る誰よりも無欲で欲深い彼そのものだった。
そして、その胸にはかつての友を想わせる赤い羽根が今もある。

鏡の中で起きた殺し合いとその結末。
それは改変される歴史よりも前に消え去っていた。

けれど、改変された世界で再び鏡の世界は開かれた。
また始まってしまった欲望塗れの戦い。
その中で二人はまた出会う。

失ったはずの記憶は断片的に彼らの想いを刺激した。
改変された歴史の中でも二人の仲は関係ない。
城戸真司と秋山蓮は出会って、いつものくだらない喧嘩を始める。

戦いの中でたとえ命は失われても、二人の想いと絆は絶対に消えない。
何度世界が変わっても、歴史が狂っても、きっと二人は出会って、やっぱりまたくだらない喧嘩をするのだろう。

そう、消えないのだ。
想いは消えない。どれだけ歴史を変えても彼らの戦いと繋いできた絆は消えない。

加古川飛流は歴史を書き換えた。
けれど、書き換えたことで逆に証明されたのだ。

異聞の魔王を目指す少年と、救世主を捨て王道を拓き支えると決意した少年。
二人の想いと絆は、今や歴代のレジェンド達にも劣らないものへ成長したということを。

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