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【仮面ライダージオウ】38話感想 カブトゼクターを掴む者は……

2019年5月30日

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仮面ライダージオウ 37話『2019:カブトにえらばれしもの』

視聴後の感想はこちら
http://kamen-rider.info/zio-38/

ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。


前回のカブト第一話とジオウⅡの未来予測による対クロックアップ戦術は同じようで全然違うと解説するのに、予想以上に時間を使ったのと疲労で38話の予想と考察の記事がいつもより遅れてしまいました……。
ああ、もっとちゃんとペース配分できるようにならないと、と反省しております。

さて、次回のカブト後編は仮面ライダーカブトの登場が確定しましたね。
一体誰がカブトに選ばれてカブトゼクターを掴むのか。
なお、思わずDXカブトゼクター買うか悩んでいる人は、クロックアップの音声付いてないので気をつけるように。
コンセレはちゃんとクロックアップ付いているぞ。メチャクチャ高いけど。

それとアナザーカブトとなった矢車がどうなるのかも気になるところです。
擬態影山やウールに唆されたのは間違いないでしょうが、あくまで自分の意思で戦っていると思われる矢車に救いはあるのか。
13年前に自分の半身を無くしたようなもので、それを未だに引きずりこうなったと考えれば、せめて何かしらの救いがほしいなと思ってしまいますね。

とはいえ、救われるのはいささか厳しい状況でもあります。
どうすれば矢車救出ルートに辿り付けるのかも考えてみました。
それでは次回の予想と考察を始めましょう。

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矢車救出ルートの辿り着き方

まず、矢車が幸せになれる。もしくは救いのある展開がどういう条件で達成されるかを考えてみよう。
一番わかりやすいのは『実は影山が生きてましたルート』だ。

まあ、このルート自体がカブト本編を半ば否定するようなもので諸刃の剣でもあるのだけれど……。
影山が生きている場合でも恐らく2パターンが存在する。

一つは矢車が窮地か失意の中で、本物の影山が現れる流れ。
例えば擬態影山が倒されて、自分もアナザーウォッチを破壊されて独りに戻ってしまった状態で、最後の救いとして現れる。
擬態影山が矢車を裏切り襲われている中で、助けに登場することもなくはないだろうか。

二つ目のルートが、今の擬態影山が実は本物だったとしたらどうだろうか。
影山が生きているとしたら、それはもう人間ではなくなっていてネイティブと化しているだろう。

37話冒頭で登場する影山は後ろ向きで頭の部分が見切れていた。
もしかすると、あえて頭に角があるのをバレないように、ああいう映し方にしていた! そう影山はワームと見せかけて本当はネイティブだったという展開だ。
これなら矢車が影山を受け入れてさえいれば、二人でまた旅立つエンドで幕を下ろせるだろう。

ただし、残念ながら影山生存ルートは絶望的である。
矢車の衣装は昔と似ているがちゃんと両方に袖があり、割と新しいものに着替えている。
しかし腕に付けているトゲの付いた腕輪みたいなものだけ、よく見ると金具部分にサビが浮いていて古い。

このパーツは影山が生前付けていたものと同じなのだ。
つまりあの腕に付けているものだけが13年前と同じ衣装で、矢車は影山の形見を身につけていることになる。
影山の願いに応えて自らの手で葬り、最期を看取って形見として腕輪を今も大事に使っている。
カブト本編で眠るように死んだ影山を並んで座り、ずっと一緒だと語っていたことを考えると、かなり重要アイテムではなかろうか。

そうでありながら、擬態影山を弟として受けれて、ワーム側に付いた。
状況を整理するととんでもなく重く残酷な設定となっている。

もう一つは矢車が自分で立ち直るルート。
自分自身で擬態影山と決別して、自らジオウ達に倒されることでウォッチを放棄してしまう。
そして影山の形見と共に白夜へと旅立つ。

流れとしては自然であるものの、こちらはこちらで問題が残る。
そもそも矢車はそんなにポジティブなキャラではない。
また、前回の記事でも貼った関係表だと矢車と擬態影山の間にもちゃんと絆はある。
記憶を引き継いだことで、地獄兄弟の絆はちゃんと残っているのだ。

他に考えつくのは擬態影山が、影山本人の記憶に強く引っ張られて改心するパターン。
ソウゴ達が矢車と影山に変わらない絆があることに気付いて、擬態影山を倒さず戦いを終える。
擬態影山をあえて倒さず、矢車に全てを任せてしまう。

矢車は擬態影山を受け入れ、擬態影山もワーム復興を諦めて兄貴のため人間として生きる決意をする。そして白夜へ……。
これが比較的実現できそうな流れかなあと。
ワームとはいえ影山が再び死すの展開は、個人的に忍びないというのもあるにはある。

もういっそ、ソウゴが過去に戻って13年前の影山からネイティブ化するペンダント奪えばいいのでは……?
時空の歪みがあるので、カブト時空の過去に飛べるかはものすごく怪しそうだけど。

第二回カブトゼクターを掴むのは誰だ大会!

ここからはレジェンド天道不在のまま現れたカブトゼクターが、一体誰の手に渡るのかを予想する。
まあ、有り得そうな候補を並べてみよう。

  1. 天道総司
  2. 加賀美新
  3. 矢車想
  4. 常盤ソウゴ

まずは一番。
ここはそれなりにリアリティのある選択肢だろう。
天道がレジェンドでサプライズ登場は、まあ、流石に可能性低めだとは思う。

ただし36話の予想考察でも書いたが、天道の髪型と体型を似た人物を連れてきて、逆光で顔を隠せば天道になる。
台詞はフォーゼ編や劇場版のように、音声ライブラリを使ってある程度はカバーできる。

http://kamen-rider.info/zio-37-p/

欠点としては37話で天道登場の前振りが一切なく、他の案に比べると展開としてはややありがちで意外性には欠けるだろう。
レジェンド登場は難しいがレジェンド無しだと面白味に欠けてしまうのはいかんともしがたい。
後、こうなると確実に加賀美が天道召喚の儀式としてやられ役になるウンメイノー

順番を変えて次は3。
矢車がアナザーウォッチを放棄してカブトゼクターを掴む。
意外性は一番あるかもしれない。

矢車ハッピーエンドの流れとカラメルと、妹を守るため戦った天道と、擬態影山と決別して本物の弟を想う矢車兄貴がカブトになる!
みたいな流れならそんなに悪くないとは思う。
問題は加賀美の出番がなくなる。本格的になくなる。

そして4番のソウゴが掴む。一見すると空気読めや感ハンパない。
そもそも君が掴んでも変身できないという悲しい現実。
ただ、Twitterでかなり面白い意見を見つけたので引用させてもらう。

フォーゼのJK役で有名にして、本人がガチのライダーヲタでも有名な土屋シオン氏の意見だ!
どれくらいガチかというと、最近未開封のDXオーガドライバーを入手してハシャイでたくらいにガチ。
というか毎週ちゃんと観ていないとまず出てこない考え方である。

それはさておき、カブトのライドウォッチをどう入手するかの観点で考えるとこれはとても面白いと思った。
基本的にソウゴが歴史を改変する=ライダーの力を奪うことだ。
それをカブトゼクターが認めて、自らウォッチになる展開は予想外でありながら同時に熱い。

欠点としてはやっぱりソウゴが変身できない以上、ウォッチは結局のことろ加賀美あたりに渡るので、その流れ部分はちょっとしまらない。
この流れならばジオウのカブトアーマーに出てきてほしいところだ。

というわけで最後は飛ばしていた2である。
流れとしてはこれが一番王道で、わかる人にはわかる熱い展開でもある。

加賀美はカブト本編一話でカブトゼクターを手にしようとしてできなかった過去がある。
カブトゼクターは加賀美ではなく天道を選び、仮面ライダーカブトは誕生した。

加賀美がカブトに変身するのはカブト一話のオマージュなのだ。
同時にカブトゼクターに選ばれるくらい加賀美が成長した証明にもなる。
カブトゼクターは空間を渡る能力があるので、歴史の歪みでカブト時空にいる天道が、今の加賀美ならゼクターに選ばれると確信して送り込んだなどの考察も可能だ。

さらに、カブトゼクターを手にした加賀美がこう言うのだ。
「天道が言っていた。同じ道を往くのはただの仲間にすぎない。別々の道を共に立って往けるのは友達だ」
まさにこの台詞に相応しいシチュエーションじゃないだろうか!
いやホント、この台詞と共にカブトに変身したら、一話と最終話の同時オマージュ+カブトの天道語録を加賀美が回収によって私は感動し過ぎてそれこそ天に召される自信があるぞ!

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