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落とし前を付けるの意味とは
ニアサーで皆の心はシッチャカメッチャカになっている。
全力でフォースインパクトを止めねばならぬ。
だがもうシンジにはエヴァに乗ってほしくない。
シンジに親切で、けれど絶対エヴァに乗せないウーマン、鈴原サクラ。
怒るけどちゃんと心配もしてくれてる微妙な距離感。とても視聴者代表みたいに見える。
そんな彼女が、この度本心をぶちまける。
私達はエヴァンゲリオンに救われました。
そりゃもうエヴァショックが来る前はオタクのバッシングは酷かったです。
エヴァは青春の感性にぶっ刺さって、オタクの扱いも変わりだした。新たなアニメ時代を代表する存在でした。
せやけど! せやけどな! エヴァはわけわからんねん!
謎を引っ張って引っ張って、風呂敷広げといて、TVのラストがアレやん! おめでとう! ありがとう! って何が!?
その後の劇場版でようやっと謎が解けると思ったらもっとアレやん!
『気持ち悪い』って何!? はぁ? 一応まとまった雰囲気やったのにこれ? 皆元に戻るん? 戻らんの? どっち!? 結局エヴァって何なん!!?
そんでやで、遂に出てきたシン・エヴァやん。綾波救ったやん。最後にカヲル君が出てきて窮地を止めたやん。
そこからの『Q』や! こっから新しい私らの求めたエヴァや!
なのに、え、予告どこ? なんでニアサー起きとんねん! 『Q』って何やねん!!!
私はエヴァ大好きですよ! エヴァに多くのオタクは救われたましたよ!
けど新作出る度にモヤモヤでオタクの心を殺すのもエヴァやねん!!
面白いけどスッキリせえへんねん! 心に魚の小骨が刺さったままや! シンジくんのせいでうちら魚の骨何本刺さっとんねん!
エヴァは期待するとな、いっつもこれやねん!!
だったらもうシンジさんはエヴァに乗らんといてください!
育成計画と二次創作でレイやアスカとイチャイチャしてればええねん! カヲル君のホモォもあるやん!
ハッピーエンドはスパロボで勝手に供給しますから! 後はパチンコ出して儲けといて!
だからな、あのな、ホンマな、
庵野秀明はもう何もするな!!!!!
まあ、オタクのボイスを凝縮して煮詰めて、最大公約数にしたらこんな感じ(に見える)わけで、それをぶつけられたのが庵野監督なのだ。
エヴァに対するファンの愛憎。期待するが故の失望。
全力で作るからこそ、かかる言葉は祝福にも降り注ぐ剣山にもなる。
けれど全ては決着を付けるために始めたのだ。
そのために皆が支えてくれて、もう一度ここに立てた。
故に告げる。逃げずに正面から。
僕が落とし前をつける。
【次ページ:クソ親父とカヲル君は裏表】
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