これからの『ケンガンオメガ』の展開も気になるところですが、これまでの戦いも見直したくなりますよね？
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ケンガンオメガ 第258話『交換条件』ネタバレ感想・考察
拳願会側に潜むスパイ
申武龍の秘密と目的を山下一夫から聞いた乃木英樹が、見事な顔芸で驚愕するところからスタート。
前回から場所は変わって氷室がバーテンダーをしている店だ。
山下が乃木にも秘密にして武龍と直接話をしたのは、スパイを警戒していたためだった。
場所が氷室の店なのも、政治家が高級料亭で密会をするようなものだろう。
現在スパイ最有力だったのは十王通信社長の高田清助。
野心は速水以上と言われており、絶命トーナメントで坂東洋平を解き放った屈指の危険人物だ。
しかし高田は蟲との関与を否定した。
氷室が裏取をしているため真実だとも判明している。
高田は蟲からの接触はあったことを認めたが、協力はしなかった。
人に使われる立場になることが何より嫌で仕方ないから。
悪党にも「流儀」があるのですよ。
自身が悪党であることは一切否定しない。
その上でこの流儀があったからこそ、高田は大会社の社長にまで上り詰めたのだろう。
スパイが誰なのかは依然として不明。今後の課題として残っている要素だ。
武龍が出した条件と求める者
脳移植はやっぱりいいかなと思いだした武龍が出した条件は、自分が満足できる程の相手と闘うこと。
そもそも武龍は何故二人に分かれたいのか。
他人にとっては異常な状況だけれど、武龍にとってはこれが通常だ。
そして繋がる者にまともな感性などそもそもありはしない。
武龍は肉体的な現状に不満はない。
求めているのは自分の本気をぶつけられる遊び相手だ。
そんな相手がいるなら、わざわざ分かれるなんて手間をかける必要すらない。
時間がかかってもいいから、見つけてくれたら王馬と龍鬼には手を出さないよと約束を取り付けた。
時間のスケールもやたら広大なので、王馬たちの肉体的なピークを維持できる間なら普通に待ってくれそうだ。
とはいえ、あんまり状況は変わってない気が……。
殺めるとか完膚なきまでに倒すみたいな必要はなくなったので、少しハードルは下がったとは言える。
同じ話の顛末を、夏厭も武龍から聞いていた。
話を聞きながら、優しく肩をぽんと叩き……ブチ切れてヘッドロックだー！ そりゃあそうだよね！！
脳移植の研究が一夜にして無駄になりかねない。
しかも確信までは持ってなかった山下にペラペラ全部喋って、あっさり妥協案を自分からだしたのだから……。
なんで怒ってるん？ くらいの顔で対応されてる頭領マジ苦労人。
さらに羅漢と偽ニ虎の裏切りを蟲が察知して武龍に伝えられた。
それよりワインのお替わりだ。
決め顔で言うことじゃねーだろ。
（夏厭談）
本当にキリっとした良いお顔でしたよ！
『酒 ＞＞＞＞＞（越えられない壁）＞＞＞＞謀反』を素で成立させにくるのやめて！
夏厭は部下の符と二人なら羅漢を仕留められると言うが、それは相打ちの玉砕覚悟だと武龍は冷静に見抜いていた。
それにニ虎の研究はそれ単体でも、いずれ武龍の望みを叶える強者を生み出す可能性があると期待しているようだ。
夏厭は繋がる者に匹敵する者など現れないと断じている。
もしかしたらまだ見ぬ強豪がいるかもしれないじゃん？ と武龍は期待している。
それは直近で黒木と出会い闘ったこともかなり響いているのは間違いないようだ。
続編のラスボスにめっちゃ評価される前作のラスボス（しかも主人公が倒せなかった）。
最強ポジションのせいで戦わせにくくなった感があるのは残念だけど、もはや特に何もしなくても黒木の株は勝手に上がっていく……！
一人候補がいたのだから、探してみたい気持ちは理解できる。
その可能性の一つとしてあるイベントを武龍は挙げた。
最強裏格闘技トーナメントが開催
話は飛んで二ヶ月後。
八つの裏格闘技団体から代表が集い、最強を決めるお祭りが開催される！
強者たちをぶつけてより高みへ登る最強を生み出す。
これはある意味では蟲の行っていた蠱毒に近いと山下は気付く。
それは企画運営に携わる豊田出光もそれは自覚していた。
しかし、あくまで格闘大会であり、残酷な殺し合いではなく、死人を出す気も毛頭ない。
裏格闘技とはいえ真っ当な仕合だ。
当人らも望んで参加しているので倫理的にも問題ない。
蟲関連で過敏になっているのか、ちょっとこじ付け過ぎじゃないかとも思う。
具体的に武龍がいつまで待つかわからない以上、試せることは試す。
武龍は年単位で待ってくれそうだけど、よく考えたら蟲側は取り立て屋のごとく請求かけてきそうだとこの辺りで気付いた。
そして新たなる闘争劇の始まり！
ケンガンらしい展開！ 格闘大会のスタートだ！
これでしばらくはバトルが主体で話が進行するはず。ヤッター！！
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