前にツイッターでつぶやいたら予想以上の反響を得たので、皆の意見も元に改めて考察してみよう。

というか、元々ジオウのファイズ編に向けた記事のネタとして備忘録代わりにツイートしたら、皆さんの食いつきが凄まじかったので、これは単品として記事にした方が面白そうだなと。

これが発端になったツイート。

元ネタはライダーの批評サイトとか見て回ってる時に見つけた記事だけど、あくまでその方は個人で思うオススメのライダーと、あまりオススメしないライダーをピックアップしている感じだった。
しっかりと自分なりの意見を書いている記事で、悪意とかそういうものは一切感じられなかったというのは改めて付け加えておこう。

私のアカウントはほぼライダー専門アカウントなので、フォロワーの方々もほとんどがライダーファンであり、中にはディープな人も少なくない。
そういう方々から沢山の意見がいただけたのは嬉しかったし、勉強にもなった。

そして、結構ツイート内容にも傾向があった。
今回はそれらの傾向を元に現在のファイズ評価を読み解こう。

ファイズ以外の作品も重いものはある

一番多いように感じたのは『比較的最近のライダーも結構重い話多いよ派』だ。

平成ライダー二期の中でも、
鎧武やビルドなど重い展開が含まれているのは少なからずある。

特にビルドは戦争も重要なテーマに据えられており、登場人物の死は多く、他作品より重く扱われていた。
最終的には新世界によって歴史そのものが修正されたものの、旧世界の記憶を持つ戦兎や龍我は異端者として半ば世界から置いていかれてしまった。
決して安易な復活ではない。

鎧武は前提として初期平成ライダーの回帰目指しており、重い展開を意識して作られている。

そもそも、平成ライダーの初期は大体全部重い。
ファイズより以前や前後の作品も、重さでいったら皆良い勝負している。

この中でファイズが飛びぬけているのは、世界観そのもののが閉塞的に作られていることだ。
携帯電話やデジカメなど当時のハイテク機器、変形するバイクのオートバジン等など、スマートブレインを通した最新機器による演出は多い。

そういった最新機器をライダーのアイテムにしながら、人間関係はすれ違いによる対立。
恋愛絡みのいざこやや陰湿な虐めのシーンでの陰鬱な印象が強かった。
というか一話から最終話までずっと、人間関係が平穏無事で済んだ話はほぼない。

後、平成二期の方が難しく精神年齢が上がっているという意見もあった。
私としてはこれは逆で、作品自体は平成二期の方が断然わかりやすくなっていると思う。
ファイズもそうだが、平成一期はあえて説明を省いたり、視聴者の解釈に委ねられたりする部分が少なからずある。

特に正義や正しいことというものを定めるのを避けているきらいもあった。
そういう意味では平成一期の方が敷居が高く、
精神年齢の高さが求めてられていたと思う。

ファイズの賛否両論はドロドロとした人間関係

全体で見ると少数派ではあるが、
ファイズをオススメしない人の気持ちもわかるという意見も複数あった。

特に長田結花が虐めにあって事故死する流れは、かなりリアルで陰惨だった。
また、仮面ライダーカイザの草加雅人は、かなり好き嫌いの分かれるキャラクターで、嫌う人は蛇蝎のごとく嫌う。
(逆に好きな人はとことん好きなキャラでもあるから凄い)

やはりファイズの人間関係部分がキツいと感じる人もいる。
ファイズの放映時はアニメ業界でもエヴァの影響を受けており、人間関係がドロドロとして重い作品自体はアニメでも珍しくはなかった。
そういう流れも有り、ファイズも賛否両論はあってもそのインパクトを評価する人が多かったという印象だ。

実際に人気があったからこそブレイドに続いたわけで、そのブレイドも人間関係は複雑化していて、その終わりも決して大団円といえるものではない。
しかしその後平成ライダーは、段階を踏んで明るい方向性にシフトしており、複雑な人間関係を扱う作品は(キバなど一部例外はあるものの)大きく減少した。

特に平成二期以降は作品としても安定期に入っており、途中重い展開はあれハッピーエンドのライダーが主流の状態だ。
そういう現状ではファイズという作品は、以前より賛否両論が強くなっていのだろう。
それが私の感じた平成ライダーにおけるカルチャーギャップである。

ファイズは平成ライダー初心者向けではない

また、ファイズという作品自体は初心者向けではないよね。という考えの方々もいた。

ファイズという作品の評価は別にして、
これらは基本的に私も同意見である。

これはファイズに限った話ではないけれど、平成ライダーの一期はストーリー中盤に入ると中だるみしやすく、逆に終盤は怒涛の展開となることが多い。
二期以降の平成ライダーはストーリーのテコ入れが上手くなっていて、ライダーの数や中間の強化フォームも増えており、そこから中だるみさせないよう展開している。

また、根本的にドロドロとした展開がファイズの魅力であるが、嫌う人も多い要素だ。
これから平成ライダーに入る人は、比較的若い世代が多い。
現代の流行を考えるとカルチャーギャップの発生しているファイズは、平成ライダーの初心者が最初に観る作品としてはあまり向いているとは言えない。

ただし、それはファイズという作品の質が悪いわけではない。
平成ライダーにハマった人が、一つの独自な世界観としてファイズに触れて個々に評価を持つというのが理想だと私は考える。

後、個人的に一番わかりみが強かったご意見は『平成ライダーでシリアスな展開は皆テンション上がるものだと思ってた(意訳)』。

大丈夫、私もめっちゃテンション上がる。
私個人はファイズはお気に入り作品の一つで、
特にドロドロ展開をガンガン持ち込んでくる草加が大好きだ。

アマゾンズシーズン2の終盤とか好き過ぎてどうしようもない。
そういうわけで、重い作品自体はファイズの他にもあるが、人間関係のドロドロとしたファイズは現在だと賛否両論が強くなっている。
というのが今回のツイートで得た私の個人的な見解と結論である。

大量の仮面ライダー作品が無料で見放題

Fate/Masked Order Cosmos in the Rider belt