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東宝怪獣コレクション『初代ゴジラ(1954)』評価・レビュー

初代ゴジラ(1954)の評価・レビュー

初代ゴジラの特長を捉えた造形の細かな再現度がすごい

モノクロの世界から立体化された1954年版の初代ゴジラです。
ポージングは一番見かける有名なものですね。これは設定上の理由もあります。
それらも一緒に紹介していきましょう。

ギョロリとして無機質な瞳。恐怖を煽る目は後にシン・ゴジラにて踏襲されました。
俯き気味なのは劇中でも同様で、足下の人間を見ているため。

また、初代のゴジラは耳の高さが目よりも下の位置にありのも再現されています。

腕は全腕部が細めで、手は強ばったように小さく、しかし鋭いです。
そして左腕は身体にくっついており、実は肘から先しか動かないようになっています。

ゴジラと言えば巨体を支えるぶっとい脚……と思われがちですが、実は案外そうでもありません。
膝のラインが二足歩行向けにリアルな形状で、足首は細くなっています。

足指は四本で、親指が大きく内向きなのが特徴。
これは移動にものすごく邪魔で、撮影途中に切断され三本になってしまいました。

背びれの突起は不規則な形で、炎のような形になっています。

尻尾は節部分が太い部分に細い部分がめり込むような形状で、こちらも初代ならではの特徴です。

初代ゴジラ(1954)とシン・ゴジラ(2016)のリアルな体格差比較

そしてこれが東宝怪獣コレクションならではのサイズ比較。
初代ゴジラ(1954)が50メートル。
シン・ゴジラ第四形態(2016)が118.5メートル。

知識としてはありましたが、こうやって実際に比較すると、もはや大人と子供レベルの体格差です!

初代ゴジラ(1954)の号数とレビューまとめ

初代ゴジラはサイズの小ささから9号にて単体で収録されています。

全体的な造形力もさることながら、個人的には無機質な瞳をアップして撮った際の得体の知れない恐怖感が素晴らしかったです。
多分、今後もサイズ比較などで度々登場することでしょう。

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