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仮面ライダーファイズ/555 3話感想 ニチアサで陰湿なイジメ展開!

2019年5月4日

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仮面ライダーファイズ/555 3話『王の眠り』

ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。

ファイズ三話は木場サイドと巧サイドにそれぞれ新キャラが登場です。
どこかおどおどした態度なのは共通していますが、虐められる暗い少女と明るい青年という真逆の属性です。
木場と巧も基本的に相反するタイプなので、それぞれ全然別のキャラクターを双方に配置していっていますね。

投入されたキャラクターの性格や特徴にスポットを当ててますが、話はそこまで大きく展開しておらず、次回に対する溜めの印象が強い話でした。
ただアイテム面についてはジャンジャン新しいものが出てきます。
今回は新アイテムと新キャラをメインに感想と考察を書いていきましょう。

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新装備と新アイテム

木場勇治がスマートレディからスマートブレインの製品であるスマートパッドを渡される。
そして社長からの伝言だと渡されたメモリーを読み込むと、『王の眠りは深い』という意味深なメッセージが思わせぶりな雰囲気で表示された。

社長が中二病全開でなんか色々と不安になる!
これ多分、資料の一部とか前後の演出しっかりさせた上のプレゼン資料とかで、画面を単品で見せちゃ駄目なやつだよ。
サブタイトルな上、かなり重要な意味合いを持つのは見ればわかるが、使い方が酷すぎてある意味それどころじゃない!

メモリーを読み込んで動画を再生させる……思えばガラケー全盛期の当時では画期的なシステムだった。
まさか後の世に、同名でもっと機能を便利に拡張させたハイテク製品が本当に発売されるなど考えもしなかったなあと。

着眼点は素晴らしいが時代を先取りし過ぎていて、凄さや利便性が放映当時はよくわからなかった。
なお、スマートパッドは玩具も出ているが、中身の機能は別物。
メモリーの代わりに専用カード(まさかの別売り)を差し込み、カードの一部分だけ読めなくなっている文字を解読するだけ。
仮面ライダーWのダブルドライバーが出るまで売上首位だったファイズのベルトに比べると、ものすごくパッとしなかった。

戦闘ではファイズフォンが大活躍
銃型に変形してアンテナ部分から二種類のビームを発射する。
操作も携帯のキーを使いところが、いい意味で少年心をくすぐってくる。
こちらはスマートパッドに比べて、携帯電話の形状を生かしたわかりやすく格好良いロマン武器だ。

更にはデジカメを元にしたファイズショットが登場。
前回のファイズポインターによるライダーキックなら、こちらはライダーパンチに相当する。

デジカメなのに武装として全く違和感がない。
むしろハイテク武器らしが出まくりでファイズともものすごくマッチしている。
まだファイズの半円デザインがないわーと言っていた頃だけど、ファイズの武装自体はどれも格好良さに痺れていた

戦い方も座りなら銃を撃つ姿が、ラフファイター気味のスタイルで戦う巧らしい。
後、ファイズを嫌がっている割に、今回は自分で新武装を積極的に使っているので、こっそりマニュアル読んでいたのだろうか? ツンデレめ。

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長田結花の死と再生

黒髪ロングで内気という当時だとかなりオタク受けしそうな美少女、長田結花の登場だ。
初登場した長田結花は両親が他界しており、親戚の家に引き取られた。
そして家では虐待を受け、学校では虐めを受けている。

どちらもかなり酷いレベルのものだ。
カバンも酷くボロボロだが、家族は無関心で気付いていないか、わかった上で見て見ぬふりをしているのだろう。
バイト代に使われるのが学校のカバンであることからも、普段の生活に必要なものすら与えられていないのがわかる。

昼ドラだってここまで酷い扱いは早々ない。
というか日曜朝のヒーロー番組である。
今だとコンプライアンス的な事情もあって流石に無理だろう。
木場にも負けない壮絶な人生だ。

そんな結花にとって、唯一心の支えとなっていたのがメル友相手の啓太郎である。
ただしそれも内向的な性格を表に出せず、妹が褒められたことを自分のことにして語るなど、虚構の長田結花像を生み出してのことだった。

虐待が日常化しているため自己否定の強い性格なのが見て取れる。
そういう意味でメル友は癒しになっていても、救いにはならない孤独な生活。
結局啓太郎の存在とは関わらないところで、結花は歩道橋から転落して死亡。
そうしてオルフェノクとして覚醒を果たした。

生前に送ろうとしたメールの内容は結花が理想とする楽園のような世界だった。
要約すれば、皆が仲良くして虐めや虐待のない、人が人に対して親切に接する世界。
理想は理想だが、自分の周りという意味なら実現可能な、あるいは普通にそういう生活を送る人だっている。

結花の抱く願いは裏を返せば、現在置かれている現実からの逃避
内気でおどおどした性格になってしまった結花は、巧や真理のように今の生活を捨てて旅に出るなんて発想すらないだろう。
心ごと殻に籠った人間は、誰かが手を差し伸べてくれることは願っても、自分から握る手を探しにいくことはできない。

結花が救われる方法は『死』しかなかった。
そして長田結花にはオルフェノクとなったことで『再生』が始まる。

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菊池啓太郎の理想と現実

巧と真理のサイドにも新キャラクターとしてクリーニング店でバイトをする菊池啓太郎が登場した。
絵に描いたようなお人好しで、仕事中ですら他人の面倒ごとを快く引き受ける。

一見良い人ではあるものの、真理の静止も聞かず買い物の代金まで払ってしまい、そのことにまるで疑問を持たない。
思い込むと独善的になり、あまり人の話を聞かないタイプだ。
詐欺師に引っ掛かりやすそうな性格で、木場とは別ベクトルの善人型である。

ただしメル友には真理を『嫌な感じの女の子』とハッキリ書くあたり、誰にでも好意的なわけではなく内面は人間臭さもある。
真理が洗濯物をコインランドリーで洗い直そうとするのも断り切れず、(巧が原因ではあるものの)最初の交通事故といい基本的には気弱でどんくさい。

ただし、この誰にでも親切で優しくできる人物像は長田結花の理想とする人間像でもある。
メル友として結花が啓太郎とやっていけているのは、啓太郎の人の好も少なからず影響しているだろう。

一方、巧や真理とは全然上手く回っていない。
というかすれ違う度に不幸な目に遭っている。
事故って車をお釈迦にする原因になり、客のシャツを破かれた。まさに疫病神だ。

巧は相変わらずぶっきらぼうで、真理の怪我を信じて手伝おうとする根の優しさが見え辛い。
真理は勝ち気で積極性はあるが、ついてきた巧がやっぱり逃げようとするぐらいには相当身勝手でもある。

そして啓太郎は巧がファイズに変身してオルフェノクと戦う場面を目撃した。
結花がオルフェノクに覚醒したように、啓太郎にとってもここが始まりであり、大きく人生が変わる事態へと発展するのは次回となる。
そういう意味で新キャラ増しましのストーリーではあるが、今回は次回への大きな溜めを作った回だった。
旅先で噛み合わない問題児三人が出会い、行動を共にするロードムービー形式で主人公サイドは進行していく。

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