このページにはプロモーションが含まれています FMO設定

FMO1章 第11節 製作話

2024年4月28日

音楽と関わりがあって、かつフェイク要素も作れるライダーとしてキバとダークキバは最適解かなと思うぐらいピッタリでした。
なお1節目にルーラーの渡が登場して、W渡になったのは偶々です。

音也と渡の二人を出すにしても、キバ本編の焼き直しみたいな展開にはしたくない。

なので父から息子へではなく、息子の渡が父親の音也に託す。
普通なら物語的に成立しにくいけれど、サーヴァントという特殊な形式ならでは活かせるなと。

またFGOからのシナリオ変更点として、本来ならサーヴァントの記憶がきちんと戻るのはもっと後の方でした。
それをあえて今回の戦いで取り戻しています。

この理由は物語に山場を作りたかったから。

原作のロシア編は、シナリオ的に盛り上がるシーンが後半に集中しがちです。

中ボス戦みたいな戦闘はたまにあるのですけれど、イベントとしては案外勢いに欠けます。
ゲームだと、その辺は新サーヴァントとの戦闘で、自分で操作するためそこに緊張感が生まれるので問題ありません。

しかし読み物としてだと物足りなさを感じていました。
また、ここの後は暫く世界観解説や決戦準備のシーンに入ります。

そのため、中盤の山場にてカタルシスになる部分を入れ込もうと、後半に出てくる失った記憶が蘇るシーンを前倒しにしました。

その後の鳴滝とカドックの会話シーンは、プロット作ってる最中にでたシナリオの伏線として追加しました。
カルデアとクリプターの双方に協力する鳴滝。本編でも正体不能のキャラはこういう時に便利。

これからも媒体差ついてが随時対応していこうと思います。

人気記事

何故アメリカでゴジラが愛されるようになったのか【解説・考察】 1
2014年にハリウッドでギャレス版ゴジラが公開され、2021年には『ゴジラVSキングコング』が激闘を繰り広げました。 流石に注目度の高い人気作だけあって、様々な場所で様々なレビューが飛び交っています。 ...
【感想・考察】ゴジラ-1.0 王道を往くマイナスの本質とは 2
2016年、庵野秀明監督は懐かしくも革新的なゴジラを生み出した。 シン・ゴジラは純国産ゴジラとして、間違いなく新たなムーブメントを迎えた。 しかし、そこからゴジラの展開は途絶える。 新作はアニメ方面や ...
【仮面ライダーアギト 考察】伝説の続きが創った平成ライダーの基礎 3
ドゥドゥン! ドゥン! ドゥドゥン! アー! 令和の世で需要があるのかと思っていたクウガ考察でしたが、本編だけでなく小説版まで予想以上の反響をいただけました。 中にはブログを読み小説版を購入してくださ ...
仮面ライダーBLACK SUN 敗者達の希望と悪の連鎖【感想・考察】 4
前書き:仮面ライダーBLACKの特殊な立ち位置 50年に渡る仮面ライダー史において、仮面ライダーBLACKはかなり独特な立ち位置にあると私は思っています。 熱狂的な直撃世代が多数いながらも、そこから外 ...
5
前書き:叩かれなければ生き残れない 『特撮界隈は民度が低い』 『特撮界隈は荒れやすい』 Twitterを眺めていて、これまで何度これらのワードを目にしてきたことでしょう。 民度が低い。私の苦手な言葉で ...

-FMO設定