音楽と関わりがあって、かつフェイク要素も作れるライダーとしてキバとダークキバは最適解かなと思うぐらいピッタリでした。
なお1節目にルーラーの渡が登場して、W渡になったのは偶々です。
音也と渡の二人を出すにしても、キバ本編の焼き直しみたいな展開にはしたくない。
なので父から息子へではなく、息子の渡が父親の音也に託す。
普通なら物語的に成立しにくいけれど、サーヴァントという特殊な形式ならでは活かせるなと。
またFGOからのシナリオ変更点として、本来ならサーヴァントの記憶がきちんと戻るのはもっと後の方でした。
それをあえて今回の戦いで取り戻しています。
この理由は物語に山場を作りたかったから。
原作のロシア編は、シナリオ的に盛り上がるシーンが後半に集中しがちです。
中ボス戦みたいな戦闘はたまにあるのですけれど、イベントとしては案外勢いに欠けます。
ゲームだと、その辺は新サーヴァントとの戦闘で、自分で操作するためそこに緊張感が生まれるので問題ありません。
しかし読み物としてだと物足りなさを感じていました。
また、ここの後は暫く世界観解説や決戦準備のシーンに入ります。
そのため、中盤の山場にてカタルシスになる部分を入れ込もうと、後半に出てくる失った記憶が蘇るシーンを前倒しにしました。
その後の鳴滝とカドックの会話シーンは、プロット作ってる最中にでたシナリオの伏線として追加しました。
カルデアとクリプターの双方に協力する鳴滝。本編でも正体不能のキャラはこういう時に便利。
これからも媒体差ついてが随時対応していこうと思います。