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ビルドロスにハマっている中、ほとんど衝動的にてれびくんを買って応募を出した超バトルDVD……。
そして本日、念願の仮面ライダープライムローグを手に入れましたッ!
感想を一言で表すと、ようやく収まっていたビルドロスが再開したじゃねえか! どうしてくれる東映! って感じでした。
まさか開始一分経過する前に笑いすぎてお腹痛くなるとは……。
内容も短いので既に三周した状態で感想を書き始めた程です。
ちなみにまだ届いてない人や視聴する気満々だけど未視聴の人は、思い切りネタバレ注意な内容となっております。
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幻さんの駄目人間性
冒頭から親の七光だと自分で白状した幻徳。
オーダーメイドで作り続けてきた服のセンスには誰も突っ込んではくれなかったのか……。
家柄だけでなくドン引きし過ぎて誰も何も言えなかったのかも知れない。
氷室首相なら止めれたと思うのだけど、親子揃ってあのセンスだったら……想像するだけで恐ろしい。
公園のブランコでいじけていたら戦兎がやってきてプライムローグのボトルを開発したという。
幻徳が服のセンス問題解決前なのでまだ仲間になって日が浅いのだけど、すごいソッコで用意したのか、幻徳とは無関係に前々から開発に着手していたのかどっちだろう。
どちらにせよ元の性能的にグリスの強化を優先してあげようよ。
(なんとグリス、ローグには自力で追いついたけど)
戦兎からローグ強化のアイテムを渡されたのだけど、細かな話はまともな服を見繕ってもらう約束をすっぽかされて激怒している美空からの電話によって打ち切られる。
お前の食事にピーマン大量に投入すんぞと脅されて、幻徳は駆け出していくのだった。
この時点で以下の図式が成り立つ。
プライムローグの強化パーツの相談 < 食事にピーマン大量投入の脅し
そして強化アイテム持ったままショッピングの店へ急ごうとするが、ここで幻徳なんと電車の切符の買い方がわからない。
本編の話はどれもネタではなくマジ話だったッ!
もう開始数分でこれだよ!!
上流階級故に基本ドア・トゥ・ドアで車移動しかしてこなかった弊害か。
結局電車で10分の距離を走って向かう。
その間美空は待たされ続けてめちゃくちゃイライラしており、指で腕輪を連打で叩きまくり、リズミカルにキンキンと良い音立てている。
ベルナージュが可哀想になってくる雑な扱いだ。
苛ついている時はこんな風にされていたのか……。
後、イライラしている時はかなり暴力的でおっかないぞ。
これ見ていると美空のカズミンへの対応はまだマシな方だったとわかる。
本編では出なかった、日常のどうでもいい設定がわかってかなり楽しい。
ビルドは日常的な独特な空気感のやり取りも魅力の一つなので、普段のテンションが多く見れるのもポイントが高い。
流石に物差しを常に背中に仕込んでいる幻徳はどうかと思ったけどね!
ショッピングでもブレないファンションセンスで、小学生にすらダサいと笑われてムキになる。
流石にこの段階になると自分のセンスを少しは疑い始めているのか、わかってねーなと鼻で笑うことはなくなっていた。
いや、別に進歩はしてないけどね!
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初期の装甲の硬さを思い出させてくれたプライムローグ
なんか唐突にやってきた仮面ライダーエボルは、(まさかの手品によって)ジーニアスを封印させてビルドを圧倒。
変身解除に追い込まれた戦兎のビルドドライバーを手にして、さっそくプライムローグへと変身する!
プライムローグはブリザードグリス同様、ビルドドライバーで変身する。
変身音は『大義晩成! プライムローグ! ドリャドリャドリャドリャ! ドリャー!』
デザインは金が入り白いマントも追加され、正統派強化フォームと言った感じだ。
言い換えると大きな変化はないと言えるのだけど、元々のローグのデザインが好きなので、下手に手を加えないこのデザインは個人的にかなり気に入っている。
是非本編でも出てほしかった……!
なお、後頭部のシールも健在。
装甲も強化されて、初登場でクローズチャージやグリスを圧倒していたハードガーディアンの攻撃でも容易く弾き返す。
それだけでなく、追加で装備したマントも防御効果があり、初期の異常に硬いイメージが復活しているのは見ていてテンション上がった。
まさに僕らの強い仮面ライダーローグが帰ってきた! って感じだ。
戦闘能力も高く、父親を殺された因縁のあるエボルのコブラフォームとも、苦戦こそすれ単騎で互角以上に渡りあえていた。
ジーニアス完成済の状況なのに、何でブラックホールフォームで戦っていないのかは多分突っ込んではいけない。
必殺技の挟み込みキックはそのままに、エフェクトが今回のボトルデザインを踏襲したものに変化。
これも正統進化といった感じだ。
人によっては形状の変化があまり大きくなく不満かもしれないが、私は『S.H.Figuarts』化したら確実に買うので、プレバン様には是非ご検討していただきたい。
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現在に繋がる割と大事な設定のオチ
全編ギャグ仕様だが戦う動機部分だけはちゃんと真面目で、しかも熱いシーンだった。めっちゃビルドらしい。
幻徳をダサいと笑った小学生は、本人もぶかぶかの革ジャンを着ており、それは死んだ父親の形見だったのだ。
少年とその母親が戦いに巻き込まれると、幻徳はこれからはお前が強くなって母親を守れと説く。
それは同じく父親を失った幻徳が自身に言い聞かせる言葉であり、父親の影に縋って生きてきた少年の心へも届いた。
なお、幻徳のキメ台詞である「大儀のための犠牲となれ」も、この時に抱いた守るべき存在に対する気持ちから発したのが由来であり最初のようだ。
すみません、うろ覚えだったので再確認したら初使用は25話でした。
正確には時系列上は、戦兎達に仲間と認められて共に行動するようになってからの初使用。
ラブ&ピースを胸に戦い、子供の声援を受けながら大儀のために立ち上がる。
ネタ臭全開でお届けしたのに、すごい大事な要素も詰まっているから困る。
そうして戦いを終えた後で少年が再び幻徳の前に現れて、戦闘で服がボロボロになった幻徳に自分の革ジャンを脱いで譲った。
それは少年にとって、もう父親の影に逃げず自分が強くなり母親を守るという決意表明でもあった。
そうしてようやく幻徳は残念ファッションセンスから脱却し、本編の途中から着るようになった革ジャン姿になったのである。
文字Tシャツ?
ああ、あれは治らなかった上に、ファッションセンス変えた代わりじゃなくて、単に元々ああだったよ。
なお、プライムローグが使えなくなったのは完成したばかりのプライムローグフルボトルを、初っ端の激しい戦いで壊してしまったため。
修理に一ヶ月はかかると戦兎に言われたのだった。
ここで重要なのは、幻徳がファッション変えてハッキリと仲間になってから、実は一ヶ月も経たずに戦いが終わっているという事実である。
二人が服を買いに行く段階で既に夏真っ盛りであり、時間軸的にも劇場版としっかり合致していた。
エボルト編から展開が遅くなっていたのでわかりにくかったが、作中期間だと最終決戦まで実にスピーディーな流れだったのだ。
いやあホント、これで2,300円ならむしろ安い買い物だったと断言できる。
色んなことが判明して実りの多い十数分だった。
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