ドゥドゥン! ドゥン! ドゥドゥン! アー!

どうも、ゲタライド(@ridertwsibu)です。

令和の世で需要があるのかと思っていたクウガ考察でしたが、本編だけでなく小説版まで予想以上の反響をいただけました。
中にはブログを読み小説版を購入してくださった方もいて、本当に嬉しい限りです。

というわけで過去作振り返りシリーズは続投! 今回からはクウガから次代へと引き継がれたアギトの感想と考察です。

TTFCで一話から延々と観ていると、OPのイントロが耳にこびりついて離れなくなりました……。
OPの流れてくる映像が前日譚だったり未放送場面だったり、サーキット爆走していたりと面白い仕掛けが多いのも楽しいですね。

また、アギトは平成ライダー一期の代表的存在とも言える、白倉プロデューサーと井上敏樹氏が初メインとなった作品でもあります。
平成ライダーの歴史を生み出したのはクウガですが、平成ライダーの文脈的な設定やお約束の地固めをしたのはアギトであると私は考えています。

それとは別に、アギトはアギトだけの特性もしっかりと備えています。
これは時代的な部分以外にも、白倉Pの思想と井上氏の作家性が色濃くでたドラマ性の魅力と言えるでしょう。

他にも、OPの絵画、いわゆるイコン画が物語に大きく関わるギミックになっているのですが、それをあえて本編で解説しない大胆不敵さもすごい。
アギトの時代って、まだエヴァショックの影響が強く残っているのですよ。
別にアギトがエヴァを元にしたというわけではないのですが、そういう当時の空気感ともマッチしていました。
色んな含みを持たせた謎だらけで、それが徐々に明かされていく展開。それらを様々な人が考察している痕跡なども、ネットを漁ればまだ部分的に見れます。

しかしながらこのイコン画の内容がまた凄い。そして濃い!
これは是非知っていてもらうため解説したいとも思うわけです。

複雑で骨太なストーリー構成と、その中で光る仮面ライダーらしさの礎となったドラマ性。
この二つが生み出した構成の面白さをメインに語っていきましょう。