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ケンガンオメガ 287話 ネタバレ感想・考察:最弱のキバは二度折られる

2024年12月11日

ケンガンオメガ 287話 ネタバレ感想・考察:最弱のキバは二度折られる

あまりにクソ野郎が過ぎて、読者が病気の妹を幻視する弓ヶ浜ヒカル。再登場でも安定のクズでしたが、意外にもリベンジを挑む光我を相手に善戦しています。

落ち着いて考えれば、最弱とはいえ元滅堂の牙であり、煉獄A級の闘士でもあった彼が弱いわけないんですが。

しかし流れ的には光我が確実に押している状態なので、決着は早そうですね。既に鼻っ柱を折られている弓ヶ浜は、次にどこをへし折られるのでしょうか。

光我の鍛えた成果とは

光我は着実に急成長している、まさに将来有望な闘技者です。

初期は空手をベースにしていましたが、現在は王馬から授かった二虎流を積極的に使用して、実質的な弟子みたいな関係になりつつありました。

今回の弓ヶ浜ヒカルとの戦いは、そこからさらに鍛え直して一歩進んだ状態でもあります。前回からの流れも振り返りつつ、光我の成長を具体的に分析してみましょう。

光我の成長性と欠点

光我の強味は成長性の高さですが、その根底にあるのは自分のカラーを持たないということでした。

最初に学んでいた空手に対して、光我は全然愛着を持っていませんでした。だから見事なまでの悪童ぶりを発揮して荒んでいたわけです。

そして空手にこだわりがないから、そこをベースにして二虎流など新しい流派やスタイルを取り込んでいくことができました。

現在は二虎流の技が新たなベースになっているとはいえ、良く言えば柔軟、悪く言えばごった煮です。光我は成長すればする程、むしろいまいち個人としての技の個性を失っていくキャラ性でもあったわけです。

前回までの流れは、そういう意味で光我が学んできた技と成長を振り返るような闘い方であったと思います。

光我が掴んだオリジナル

そして光我にはもう一つ大きな武器がありました。それが拳眼によるすさまじい動体視力です。

繋がる者から得たアドバイスで、光我は元々相手の見切りに使っていた眼を、相手の『起こり』を視る方向でも使用するようになりました。技術的にはガオランの『先読み潰し』と同類の技術であり、最上位陣が使う『先の先』にすら対応できる高等技です。

拳眼で相手の動きを先んじて潰し、二虎流をベースとして様々な格闘技術をその場に応じて使い分ける。これはこれまでに出てきた技術の複合でありながら、光我だけが扱えるオリジナルとして昇華されています。

まさに、これこそが光我の修行が実を結んだ一つの成果だと言えるのです。

光我がついにトップクラスのファイターに名を連ねる

それなりに一進一退だった前回とは異なり、完全にワンサイドゲームで弓ヶ浜ヒカルは圧倒されて押し切られました。

相手が弓ヶ浜ヒカルだったので「トップファイター……?」と疑問視している感想もよく見かけましたが、これは本当に重要な結果だと言えるのです。その理由を解説していきましょう。

弓ヶ浜ヒカルが本気を出した

弓ヶ浜の欠点はその傲慢さそのものです。なまじ技術の習得やトレースと改変に優れるため、次から次へと技術を取り込んでいって得意になってしまいます。武に身を捧げるのではなく、武が自分に身を捧げたと思うタイプです。

だから一つの技を突き詰めることもせず、覚えた技を効果的なタイミングで取捨選択して使うこともできません。

そんな弓ヶ浜が打てる最善の手とは、無闇矢鱈と流派をコロコロ変えて戦わないことです。テストの5教科で20点ずつ取っても赤点ですが、1つの教科に絞って80点取ればそこそこの好成績と呼べます。

得意科目による一点突破として、もっとも得意な上条流槍術を選んでいるのもポイントが高いです。この技術単体ならば三朝相手にも通用していたのですから。この流派をあえて選んで仕掛けるのは、文字通り慢心を捨てて本気で倒しにきたと言えるでしょう。

しかし、これが全く通用せずに弓ヶ浜は一方的に潰されて敗北しました。つまり完全に本気で一番強い状態だった元牙に圧勝したと言えます。

光我はようやく望んでいた場所に立った

光我の目的は王馬へのリベンジでした。しかし現実は程遠く、それこそイーストブルーで強者だったロロノア・ゾロがミホーク相手に手も足もでず、世界の広さを見せつけられるが如く流れになりました。

そして得た次の目標は煉獄との交流戦への参加とホセの敵を取るため弓ヶ浜を倒すことでした。

しかし鍛錬が間に合わず、交流戦時は戦力外でセレクトから漏れてしまいました。

続く戦鬼杯では同期のライバル達を制して、準優勝という好成績を残します。とはいえ、当時の鬼龍は二回戦時点で半ば死に体だったことも事実ですが。

そうして今回、光我はかつての目標だった打倒弓ヶ浜ヒカルを果たしたのです。それもかなり余裕のある形での勝利でした。これで光我は交流戦に堂々と出場できる実力があるクラスになったと言えます。

弓ヶ浜ヒカルが性格的な問題を抱えていますが、彼は煉獄の最上位クラスに属しており、交流戦に出られる実力者だった事実は変わりません。なんだったら三朝より少ないダメージで勝利すらしています。弓ヶ浜基準だと微妙扱いされても、比較先が三朝なれば上位勢の一角扱いされても違和感はないでしょう。

そしてもう一つ、王馬へのリベンジですが、光我が負けた頃の王馬といえば、確実に絶命トーナメント以前です。王馬の成長はトーナメント中が最も伸び率の高かった時期と言えます。

今の光我は、初遭遇した時期の王馬とならもう十分渡り合える実力を得たと言えるのではないかとわたしは思います。


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