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仮面ライダー555殺人事件 解決編【ネタバレ感想・考察】まさかの本作限定フォームが!

ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。

本記事では、『仮面ライダー555殺人事件 解決編』のネタバレ感想と考察を語っています。

急展開の嵐からのカイザネクストの新フォーム登場

前回の事件編に比べて、ほんの少し長い10分程度の尺なのですけど、内容の濃度がすごい。

事件編のラストで起きた不可解な殺人事件。
これをサクッと推理して終了かと思いきや、なんと第二、第三の殺人が勃発。

いやだから、そんな本格ミステリーの皮を被れるだけの尺がないんだって!

なお、容疑者であるバイト四人は食事をまともに買えない程に困窮していたのを、菊池条太郎が雇ったのだった。流石は菊池の血統……!

それぞれのバックボーンを話した後、ヒサオと玲菜が「こんなところにいられるか」の死亡フラグムーブした直後、次々と殺害されていく。
ヒサオは『コウタ』という文字、玲菜は事件編で出ていた星占いの本を持ちながら死亡して、それぞれダイイングメッセージを残しながら死亡した。

それを名探偵草加雅人は、コウタの星座→うお座だと考え、事件編で行方不明になっていた金魚が犯人と推理。
直後に隠れていた金魚を発見すると、本当に金魚がオルフェノクだった。

ちなみにこの金魚、金魚形態と人間形態の二種類があるのだけど、金魚形態のデザインはちょっと可愛い。

逃げた金魚を追いかけて、ファイズネクストとカイザネクストが同人変身! パラダイスリゲインド本編でやってないW変身!
しかも戦闘時の挿入歌で『The people with no name』が流れる。パラリゲにもなかった演出に、往年のファイズファンは嫌でもテンションが上がるぅ!

ちなみにこの金魚、金魚だから喋れないのだけど字幕が付いてて、しかもネクスト二人相手に逃げ回れるくらい以外に強い。
二人を煽りまくり『金魚 with no name』への改名を求めだす。メタいわ!
(なお、この字幕は脚本にはなくて、監督が後で付けた模様)

しかし、図に乗っていたところでカイザネクストがアクセルフォームを発動。
カイザネクストがパラリゲで未使用のアクセルフォームを発動。
カイザネクストがパラリゲでファイズが途中失敗に終わったアクセルフォームを最後まで発動。

大事なことなので三回言いました。
設定上存在するのは知っていたけどここで出す!?

草加役の村上幸平氏も、勿体ないから続編作ってもう再使用を求める程。

そりゃあ、こんな仮面ライダー剣のタイ焼き名人のギャグ回でギャレンジャックフォームが初登場みたいなこと、令和のTTFC限定配信でやられると思わないじゃん!

トドメはファイズネクストのクリムゾンスマッシュ。こっちも普通に格好いい。

事件の裏に隠されたもう一つの真実

事件後、金魚にキンと名前を付けていたくお気に入りだった巧は、新たに捨てドジョウを拾ってきてご満悦の表情。

そして、真理は一つの疑問を提示する。
金魚が犯人なら、わざわざダイイングメッセージでコウタと書かず、金魚と書けばいいのではないか?
草加もそこは気になっていた部分ではあった。

そもそも、ヒサオは二階、玲菜は一階で殺害されており、その間もごく僅か。
そして、一階と二階を繋ぐ階段は菊池クリーニング全員が通っている。

金魚が二階でヒサオを殺害していたとしたら、いつ全員の目をかいくぐり一階へと戻っていたのかという問題が生じる。

そして、事件解決で自由の身となったコウタは一瞬オルフェノクの姿になるが、またすぐいつもの日常へと戻っていった……。

ファイズ殺人事件はパラリゲとは完全に異なる世界線の物語ではある。
しかしヒサオと玲菜して、コウタが裏切り者。そしてケイが生き残る展開はパラリゲと同様だった。

ドラマなら正味約一話分で尺の短いギャグ回でありながら、本筋であるパラリゲとのリンクをそれとなく作りつつ、後を引く幕引き。
白倉P・井上大先生コンビだなぁと思える作品だった。


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