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仮面ライダーガッチャードデイブレイク【ネタバレ解説・考察】

2024年1月7日

ガッチャードデイブレイクの基本情報

ガッチャードデイブレイクの特徴

仮面ライダーガッチャードデイブレイクは、『仮面ライダーガッチャード』の第16話から登場したライダーです。

このキャラクターのデザインは、炎の力を象徴するような暖色系のカラーリングが特徴的です。
暁色のアーマーにファイヤーパターンが入り、背中のマントにはまるで炎が燃えているかのようなデザインが施されています。
通常のガッチャードが青色である対比からも、視覚的なインパクトが強いです。

口癖(決めセリフ)は「選択肢は2つだけ。○○か、○○かだ」。

略称について

ガッチャードデイブレイクの呼称が長いため、ファンからはデイブレイクとかガチデブ等と略されています。
X(旧Twitter)でガチデブがトレンド入りしていて、何かと思ったらガッチャードデイブレイクのことだった衝撃……というか普通に酷くないです?

ちょっとだけ真面目な話をすると、内輪ネタで楽しむのは自由ですが、DAIGO氏(判明したら変身者なども含む)のアカウントに使用するのはやめましょう。

知らない人からみれば誹謗中傷と思われても不思議はなく、そもそもネタを差し引いても悪意のある呼び方なので、普通にとても失礼です。

なお、本記事ではガッチャードデイブレイクもしくはデイブレイクと呼称します。

声優にDAIGO氏を起用

CVにDAIGO氏を起用したことも、このライダーの人気に一役買っています。
DAIGO氏はウルトラマンゼロの変身者タイガ・ノゾムを演じていました。
これで三大特撮ヒーローのうち、2つを演じたことになります。

DAIGO氏の同事務所には、高橋文哉氏が所属しています。
(『仮面ライダーゼロワン』の主人公である飛電或人役)

そのため仮面ライダーはもう年齢的に無理だと思っていたそうで、オファーが来たことで『O.Y.I』(えっ? 俺、やっちゃっていいの?)と驚いたそうです。

仮面ライダーファンとしては、主演や2号を除けば、もはや老若男女誰がライダーになっても不思議ではありませんけれど。過去の特撮ヒーロー経験者ならなおのこと……。

なお、DAIGO氏はガッチャードデイブレイクをGDBと略してました。
ガッチャードDBなら普通に伝わりやすく有りな呼称ですね。

変身形態とスペック

身長 206.9cm
体重 91.3kg
パンチ力 36.1t
キック力 44.2t
ジャンプ力 33.4m(ひと跳び)
走力 3.7秒(100m)

ガッチャードデイブレイクには、スチームホッパーとファイヤーガッチャードデイブレイク・スチームホッパーの二つの形態が存在します。
外見はどちらも似通っていて、本編内でも呼び分けなどが全くないため、どちらもガッチャードデイブレイクと同一視している人も多いです。

仮面ライダーガッチャードデイブレイク スチームホッパー

身長 206.9cm
体重 93.6kg
パンチ力 42.4t
キック力 54.1t
ジャンプ力 40.6m(ひと跳び)
走力 2.8秒(100m)

こちらの名称が基本形態で、16話のラストカットではこちらの姿でした。
17話にてファイヤーガッチャードデイブレイクへのフォームチェンジシーンが登場。

事実上、人間の姿がないデイブレイクにとっては、所謂『変身前』という扱いにもなります。

変身前といっても、スペック上は主人公の現最強フォームであるスーパーガッチャードを大きく上回っています。

仮面ライダーファイヤーガッチャードデイブレイク スチームホッパー

身長 206.9cm
体重 93.6kg
パンチ力 42.4t
キック力 54.1t
ジャンプ力 40.6m(ひと跳び)
走力 2.8秒(100m)

ドライバーにガッチャードイグナイターをセットして、マント(ファイヤリングアフターバーナー)を装着。戦闘形態となったバージョンがファイヤーガッチャードデイブレクです。
外見だけでなくスペックも向上しています。

本当に名前長いよっ!
そして「ファイヤーになる前からデザイン燃えてるじゃん!」は言わないお約束。

必殺技

スチームホッパーバーニングフィーバー
燃え盛るマントのみの姿になり飛翔し、同じく燃えるワイルドモードに変化。
そしてライダーモードとなってキックを打ち込みます。

ガッチャージバスターを使用
バレットバーン:火炎弾を発射。

スケボーズ:燃え盛るスケボーズが跳ねながら体当り。

ガッチャートルネードを使用
アッパレブシドー:炎を纏った斬撃を放ちます。

トルネードアローを使用
メカニッカニ:炎の矢を放ちます。矢は分裂して鋏に変化して、ビームで敵を挟撃。

デイブレイクケミーカード

デイブレイクが使用する、燃え盛るようなデザインとなったケミーカードです。

ガッチャードローホルダーを開くと、属性別に全てのカードが空中に展開されて、任意にカードを選択可能。より錬金術らしい雰囲気になっています。

公式のスピリットライダゴーグルの解説には、『歴戦を戦い抜いた自らの誇りと呼べる装備であり、100体のケミーとの絆の象徴となっている』という説明が入っています。

このことからも、ガッチャードよりも戦闘経験が圧倒的に豊富で、捕獲したケミーの数もずっと多いです。
そしてレベル10のケミーカードも含まれているのですが……あれ、1体足りない?

いずれ、この最後の一体が重要なキーになるかもしれません。

衝撃の登場

ライダーでは極めて珍しい事前告知なし

『仮面ライダーガッチャード』は15話+劇場版で一旦話に区切りが付いていました。
また劇場版では2号ライダーとして仮面ライダーマジェードが登場。

そもそも劇場版と本編が完全な地続きだと判明したのは16話です。
何も知らない視聴者だと、気付いたらマジェードが生まれていた状態。

そして仮面ライダーヴァルバラドの登場を予感させる展開も入ってきました。

敵のボスらしき存在も登場して、これは新年を迎えたら話が大きく動くぞと思っていたら、ガッチャードが一気に窮地へ……。
そして何の伏線や次回予告での予兆もなしにデイブレイクが登場!

新ライダーや新フォームは次回予告での告知が当たり前になっており、マジェードも出たばかりだったことも相まって、これは本当に衝撃でした。

まさに予想は裏切り、期待は裏切らない展開!!

リアルタイムに行われていた変身者についての考察(正体)

ガッチャードデイブレイクの正体に関する謎は、視聴者を引き込む重要な要素であり、ファンの間でも様々な憶測が飛び交っています。

宝太郎の父親説

宝太郎の父親は第一話からその存在を示されながらも、顔が映されていません。
これは、父親が何かしら重要な役割を担っているため。

明らかにキーキャラクターで、宝太郎との関連性も強いデイブレイクならば、その立ち位置に相応しいと言えます。

DAIGO氏がCVなのは、息子に正体を知られたくないため。であれば声を変えるのは自然です。

ただ、これは他の説に比べると、論拠がやや弱く説得力にやや欠けるのではないかと思います。

暁の錬金術師説

風雅が幼いりんねに読み聞かせていた絵本には、『錬金術の大いなる道』に暁の錬金術師が登場しており、100年前に存在したとされる伝説の錬金術師でもあります。

第一話にてミナトが「人とケミーの多重錬成は120年ぶりかな」と語っていました。
時期的にもさほど離れてはおらず、しかも宝太郎よりも圧倒的な力や知識を持つ経験値からして、デイブレクは暁の錬金術師ではないのかという憶測です。

伝説の人物ということで、人間の姿はあえて出さない演出的な意図とも考えられます。

またこの場合、宝太郎の父が実は百年以上生きている暁の錬金術師である可能性も共存できます。
(錬金連合の釘宮リヒトが2000年以上生きていたことから、錬金術に不老長寿の秘技があっても不思議はありません)

未来の宝太郎説

予想が大きく動いたのは、年が明けてガッチャードデイブレイクの声優が発表されたのと、17話が放送されたことでした。

そしてガッチャードデイブレイクは宝太郎と同様のケミーカードを取得してます。
しかも、18話では、デイブレクタイムロードの力で、宝太郎がタイムスリップする展開へ。

それならばデイブレイクは、もっと遥か先の未来からきた宝太郎自身もあり得るでしょう。

DAIGO氏がCVなのは、未来の宝太郎の姿は見せず声だけでイメージさせるため。
この前例としては『仮面ライダージオウ』のオーマジオウがありました。

オーマジオウは、主人公の常盤ソウゴが未来で最低最悪の魔王になった姿です。
最後はソウゴと対面するものの、直接その顔を見せることはありませんでした。

またデイブレイクは、りんねのことを慣れ親しんだ相手のように九堂と呼び、その後躊躇いがちにフルネームにしました。

これは癖で苗字を呼び、正体を察せられないよう呼称を変えたと察せられます。
つまり、宝太郎とりんねの関係は、苗字呼びする距離感から動いていない。

単純に生徒同士の関係で終わり、親密な付き合いにならなかっただけかもしれません。
しかし、その理由が死別したからの可能性も、否定はできないのです。

何故なら宝太郎は『近い将来、大いなる混乱に巻き込まれ、信じる者を失う』と予言されてしまったから……。

だからこそ、ガッチャードデイブレイクは宝太郎に初めて出会った時に問いました。

お前が選べる選択肢は2つだけ。
俺に全てを任せるか。
お前が未来を掴むかだ。

それはこうとも捉えられます。

未来を変える覚悟できた己に、すべてを投げ渡すか。
未来すら変える覚悟で戦い抜くか。

その答えは当然――

デイブレイクの正体 第18話のネタバレ

ガッチャードデイブレイクが姿を見せないワケ

ガッチャードデイブレイクの正体は、10年後の未来からやってきた宝太郎でした。

考察にあった通り、ガッチャードデイブレイクはタイムロードの力でタイムスリップしています。
そして過去に在り続ける条件は『過去の自分と接触してはならない』です。

この接触とは自分と出会ってはならないのではなく、物理的に接触してはいけないという意味でした。

ならばライダーのスーツ越しなら触れてもセーフ……!
常にデイブレイクの姿で接触していたのは、このルールを絶対に死守するためだったのです。

ちゃんと設定的な整合性がありましたね。
(次の登場以降でこの論理性が維持できるかは別として……)

また、かつての自分に素っ気なかったのも、自分の正体に気付かれてややこしい展開になるのを避けたかったのでしょう。

DAIGO氏という大物を器用していながらCV出演のみだったのもこのため。
そう決して、正月にやらかしたからライダーマンごと映す価値無しになったのではありませんからね……!

とにかく途中で未来に戻される事故を念入りに防いでいたのは間違いありません。

ガッチャードデイブレイクの戦いは決して報われない

彼は、10年前(現在)の宝太郎に衝撃の真実を告げます。

「5年後にグリオンは世界の半分を掌握。10年後は未来という概念がなくなる」

グリオンによって世界は破滅してしまう。
その重要な分岐点になる時代へデイブレイクはタイムスリップしてきました。

そして自分の持つガッチャーイグナイターを宝太郎に渡そうとします。
つまりは、この時点でマルガムへの対抗手段として、宝太郎がガッチャーイグナイターの力を手に入れることが重要なのです。

しかし宝太郎はこれを拒否。自分の力で未来を掴もうとします(ただし計画性はない)。

「そうだよな、お前は」という意味有り気な言葉と共に、タイムロードで宝太郎を10年前に送り込みます。

そして宝太郎は、子供時代の自分から錬成に必要な『この世にたった一つの宝物』であるゴーグルを入手。
自分の力でガッチャーイグナイターを錬成してみせました。

こうして生まれたのがファイヤーガッチャード。
デイブレイクとはまた異なる姿のガッチャードでした。

宝太郎が自力で掴んだ未来の姿。そしてムーンマルガムを一方的に倒せるほどの戦闘力であり、「さすが俺」とこれにはデイブレイクもご満悦。

そして重要なことはもう一つ。
それはデイブレイク(未来の自分)が知らないガッチャードでもあったのです。

「新しい未来に進んだか」

未来の宝太郎(デイブレイク)の手には変わらぬ姿のまま在り続ける『宝物』と、荒廃した世界。

彼は10年前のこの時、自分の力ではガッチャーイグナイターを錬成できなかったのでしょう。
その後、何らかの手段でデイブレイクの力を得たものの、時既に遅し……。

だから過去を変えて未来をやり直すためにタイムスリップしたのでしょうか?
それも違います。

新たな分岐点に入ってもデイブレイクの姿はそのまま。
『未来の宝太郎が過去に介入して新たな世界線を作った』という事実は変わりません。

つまりデイブレイクの世界には何の変化も与えられないのです。

彼は全て承知の上で過去へと渡りました。
たとえ自分が辿り着けない未来であっても、新たな世界の可能性を、失ったものを取り戻せる未来を見たかった……。

それを叶えた過ぎ去った未来の宝太郎は、再び残酷な世界に身を投じて戦い続けるのです。

たとえそれが自分のいる世界ではなかったとしても、デイブレイク(夜明け)は確かに迎えたのですから。


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