世界観解説の大部分を一話に詰め込んだため、二話は一話よりまとまっていた。
けれど時間移動に関する部分はやっぱりかなりとっちらかっている印象。

後各キャラの名前と立ち位置も定まった。
相変わらず多いが、
これで立場上と行動での混乱は減った。
とはいえやはり情報量が詰め込みすぎな感があるため、整理は必要かなと思う。

今回はキャラの立ち位置の整理と、
起こった事象を基にジオウの歴史改変についての流れを考察したい。

ジオウ倒して歴史改変したい派

ここが一番わかりやすい、
ツクヨミとゲイツのコンビだ。

とにかくジオウが魔王になることを防ぎ、
歴史を改変させることが目的。

できればジオウを倒してしまうのが最善だが、
ジオウに魔王感がなかったことから暫く監視に移行した。

ゲイツは特に打倒ジオウ思考であり、
新たな王を立てたいタイムジャッカーとの関わりは薄いようだ。
タイムジャッカーの行動はあまり未来の大勢に関わらないと考えているらしい。

でも結局放っておけず戦うゲイツの実は良いヤツ感。
そして最終的にジオウとも共闘してしまう。

仕舞いにはツクヨミと共に同じ家に居候だ。
お前もう徹底的に蓮じゃねーか!

2号ライダー道のど真ん中を突き進んでいるぞ!

ソウゴの反応が真司と違って薄味なのが残念。
というか叔父さんは何を思ってこんな怪しい二人組のホームステイをアッサリ認めたのだろう。
プリキュア式洗脳術でも使ったか、
それとも叔父さんも実は一枚話に噛んでるのか……

エボルトや死神博士の前科があるのでつい怪しんでしまう。

とりあえず二人は選んだ結論は『監視』だ。
敵対関係で収まったが、
表立って戦うことはない。

とりあえずタイムジャッカーとの共闘はしてくれる路線らしい。

ソウゴを魔王にしたい派

唯一ソウゴに協力的な男がウォズだ。

彼の目的はジオウを育てて立派な魔王にすること。
オーマジオウが支配する未来の維持が目的だ。
友好的であるだけでソウゴの目的からすると味方とはいえない。

歴史を守るという意味では正論であるが、
オーマジオウが明らかに暴君なので説得力は薄い。

オーマジオウの記録や発言をまとめた書籍を持っており、現状では一番多くの情報を有していそうだ。
しかし前回ソウゴが最善の王を目指す発言には驚いていた。

正しい歴史の流れを把握しているがこその余裕が、その態度には見えている。
反面、歴史書にない情報には弱そうだ。

なんというか鳴滝に最も近く、
同時に全く逆のポジションっぽい人。

新しい王を立てたい派

タイムジャッカーという第三の組織。
現状では一番情報が少なく謎が多い。

オーマジオウではなく、
別の王を生み出したい派閥である。
一話と二話ではウールが動いている。

行動としてはアナザーライダーという怪人を生み出して、その年代にいるライダーを消し去り歴史を改変させる。

アナザーライダーが出現するとその時代のライダーは力を失ってしまう。

しかし現代でアナザーライダーを倒すと、ソッコで自動復活はするものの一時的に正しい歴史に戻ることがある。
この辺りの理屈は考え出すと完全に矛盾するので、もうそういうものだと思うようにした。
そうしないと話が進まない。

2018/09/12 追記
なお、アナザービルドはほぼ別物だがベストマッチというワードと要素は残している。
ボトルを集めたりクローズに妙に有効的だったりするのがそうだ。

これは今回のサブタイトルにもあるように、
ベストマッチというワードがビルドにとって重要な要素だからだろう。

なおベストマッチという要素の本質はこちらの記事で解説した。

【ジオウ補足解説1】ベストマッチが創る新世界

レジェンド仮面ライダー

正しい歴史で頑張っている方々。
本来魔王云々に直接的な関わりはない。

アナザーライダーが出てくると、
ライダーの力を失って確実に負ける。

またその時点で歴史が改竄されてしまうようだ。

改竄されても戦兎は戦兎のままで、
龍我と出会っており、
ツナ義ーズも生きているっぽい。
あまり歴史の整合性を保った改変にはならず、
歴史の大筋は変わっていないようだ。

ゲイツが放っておいていいと考えているのは、そういう事情もありそうだ。

なお、公式的には細けぇこたあいいんだよ!
って感じだったので突っ込んだら負けなんだけど、
公式がそれで堂々開き直るのはいかがなものだろうか。

最高最善の王になる派

派閥というか主人公であるソウゴ自身。

今のところこの気持ちで通じ合えそうなのがレジェンドライダーくらいしかいない。
だけどレジェンドライダーは魔王とか知らんがなポジションなので、王道を歩むための味方がいない。
本人も王になる動機がかなりあやふやだし、当然といえば当然なのだけど。

そもそも何故ソウゴがジオウになったのか等、未だ謎もかなり多い存在である。

前回の決め台詞や、今回も予感という言葉を使っている。

生まれた時から王になりたかったというのも、動機としてほとんど直感的なものだ。
ビルドの『ベストマッチ』や『ラブ&ピース』がそうであったように、この直感力がジオウという存在を構成する重要な鍵になる可能性はありそうだ。

またバイクを下りてゲイツから逃げたり、状況を察して過去へ移動したりと意外に機転が利く印象。

必殺技であるライダーキックも登場だ。
キックという文字で逃げ場を塞ぎ、足に『キック』という文字付いて蹴り飛ばすという演出は面白い。
欲を言えば他のエフェクトがいまいち地味だったのが気になった。
文字演出以外は比較的大人しいライダーキックだ。

今回はフォームチェンジも登場。
戦兎からライドウォッチを受け取ることでビルドの力を継承した。
だがビルドから力を継承ちゃんとできてなかった感があるぞ!

ルートや分子分母というパーツは理解できていたり、『1年生の時ならったやつ』という言葉から学生らしさを感じる。
あくまでライダーとしての力を継承しているだけ感もあったし、この演出は面白かった。

門矢士のような説教タイムもあったが、
あれは士や天導のような俺様目線のキャラがやるから迫力と説得力が出るので、どうしても物足りない。

むしろ、お前それ実際に事故で人生壊された被害者の前で言ってみろよと思ってしまった。
夢というのは叶わなければ呪いと同じなのだ。

歴史改変の流れとルールの考察

さて、ここまで割と丁寧に各キャラクターとその目的を説明してきたのは、歴史改変についてを考えるためでもある。

今回の流れは時間を行ったり来たりしているため、少々ごちゃついている感がある。
まずは歴史改変についてのみ、起きたことをわかりやすく整理してみよう。

タイムジャッカーがアナザービルドを生み出す。
   ↓
アナザービルドの影響力によって、
ビルドとクローズがライダーの力を失う。
   ↓
現代の戦兎と龍我の歴史が改変されて、ソウゴのことも忘れてしまう。
   ↓
ゲイツがアナザービルドを撃破したら、
戦兎達は一時的にソウゴと出会った記憶を取り戻す。
   ↓
ソウゴとゲイツは過去に遡り、
ジオウがビルドの力を継承してアナザービルドを撃破。
   ↓
戦兎は葛城巧になり歴史が改変される。
ただしブランクのライドウォッチは巧へと託される。

とりあえず細かいタイムパラドックスについてはもう捨て置くとする。
あくまで劇中で起きたことを真実として話を考えよう。

まず戦兎達がツナ義ーズファン化していたのはアナザービルドの影響だ。
倒されたことで戦兎達が戻ったことがその証明となっている。

問題はその後、ビルドの力でアナザービルドを完全に倒した後でも歴史改変が発生している。
これは恐らくビルドの力をジオウが継承したことによる影響だと思われる。

『ビルドが力を継承=元のライダーは存在できなくなる』

という図式が成り立つ。
これはタイムジャッカーも同様であり、過去のライダーをアナザーで上書きすることでビルド以外の王を立てようとしている。

結局ビルドとタイムジャッカーの行っていることは同じであり、どちらが力を得るかの問題になっている。

今後は基本的にタイムジャッカーが行動を先んじていくパターンになりそうだ。
また、アナザーライダーは元の時代にいるライダーの力でしか倒せない。
つまり流れとしては下記になる。

1. アナザーがレジェンドライダーを無力化
2. アナザーを倒すためジオウがレジェンドの力を継承
3. 力を継承したレジェンドの歴史は改変される

ジオウは全てのライダーの力を継承する存在であると、ウォズは言っていた。
これはジオウとしての正しい姿=オーマジオウへと繋がる道だ。

また力の継承には責任が伴うという発言もあった。
これは歴史改変を示している可能性がある。

つまりタイムジャッカーという組織は、
新たな王を立てるため行動しているはずが、
ジオウが魔王化する状況を促進しているのだ。

歴史書を持つウォズは、
この流れを把握している可能性は十分にある。
今回わざわざソウゴにアナザーが暴れていることを教えたのもウォズである。

逆にウールがこれを把握しているとは思えない。
タイムジャッカーはオーマジオウに利用されているか、タイムジャッカーの上層部はむしろオーマジオウに協力している可能性がある。

ジオウは最善手を捜し、皆を救う最高の王であろうとすればする程、ライダー達を消し去りオーマジオウへと至る道を進んでいくのかもしれない。

ディケイドは破壊の使命がありながら、
逆にライダー達の世界を救っていた。

今回は歴史を守るはずが壊していっている。
むしろディケイド以上の破壊者だよ!

だとすれば話が進み事実が明らかになるにつれ、ソウゴ達のジレンマと葛藤が見られるだろう。
逆にこれがハッキリするまでは、
歴史を守るはずが毎回改変されてしまい、
視聴者はモヤモヤを味わい続けることになる。

鳴滝さんがいたら『おのれジオウ! この世界もジオウによって改変されてしまった!』と激怒してわかりやすく話を解説してくださったことだろう。

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