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ブレイバーン 第9話【ネタバレ感想・考察】ブレイバーン衝撃の正体が判明!

2024年3月6日

あらすじ

第9話『イサミィ!俺たちで、世界を救うんだ!!』

イサミのもとに届くルイス・スミス戦死の知らせ。冷静さを失ったイサミにブレイバーンの言葉は届かず、ヴァニタスとペシミズムに苦戦を強いられる。
一緒に世界を救いたいと誓った2人の強い想いがイサミから溢れ出したとき、奇跡が起こる。

出典:勇気爆発バーンブレイバーン 公式サイト

スミス=ブレイバーンで繋がっていく真実

次回予告の違和感

ブレイバーンの正体は、志半ばで戦死したスミスが転生した姿だった!
細けーこたーいいんだよで振り切ったー!!

次回予告でサブタイが出た段階から違和感はあった。

これまではブレイバーンの台詞で統一されてきた。
けれど『俺』という一人称は、ブレイバーンのキャラクター性と合っていない。

しかし同時にイサミを『イサミィ』と呼ぶのはブレイバーンくらいだという感覚がある。
この矛盾を矛盾なく成立させる結果が、スミスがブレイバーンになることだった。

『ヒーローになりたかったけど選ばれずヒーローのサポートを頑張っていたけど志半ばで戦士したらヒーローに転生した』みたいな異世界転生モノみたいな流れになってるよ!?

しかし、これによって判明した事実がかなり多い。

イサミが選ばれスミスが拒絶された理由

あえてイサミが選ばれ、スミスが拒絶された理由はそのまま中身がスミスだったから。
生理的に無理というのも方便だった。

結果をみればブレイバーンはスミスとヒーロー趣味が一致しているし、自分に乗せること以外はずっと高評価していたのだ。

ブレイバーンの気持ち悪さは友情と演技

ブレイバーンの妙な気持ち悪さはスミスの頃からあった友情と、真実を誤魔化すため軍に吐いた嘘である。

いや、ある意味本当なのだけどあえて誇張することで、スミスを選んだ理由や自分の正体について、軍の追求を振り切ったのだ。

ブレイバーンが短期間でATFと打ち解けられた理由

あれだけ妖しい存在であるにもかかわらず、ATFとすぐに打ち解けたのはスミス時代の人間力と、仲間たちのパーソナルを既に把握できていたから。

彼らの人間性を把握して上手く立ち回りつつ、自分の正体は匂わせない。
ブレイバーンとしてのスミスは水面下でもの凄い苦労をして立ち回っていたのだと窺い知れる。

ブレイバーンがルルとあまり関わらなかった理由

ルルという名前を付けながらルルに対して関わりが少ないということは、以前の感想でも書いていた。

これはルルとスミスの関係性を重視して、あくまで自分はブレイバーンとして振る舞うことを決めたためだろう。
事実、ルルと関わりが少ない割に、邂逅した際はかなりフレンドリーな態度でもあった。

ブレイバーンがデスドライヴズの真の目的を察しきれなかった理由

デスドライヴズのことを侵略者と説明した。
そして尖兵のバリアをTSで打ち破る方法など、戦略面はかなり細かく解説しているシーンもある。

けれど彼らの真なる目的についてはブレイバーンから説明されることはなかった。

侵略者というのも決して間違いではない。
けれど、それは自分たちの破滅願望を叶えるためである。
それを語らなかったのは、スミス時代にはその知識を持ち得なかったから。

スペルビアは推して参った末の死を望んでいるが、オチがわからなければただの武人にしか見えない。
だから、他の連中も大抵意味不明だったので、彼らの断片的な証言だけで破滅願望集団だと察するのは難しい。

ただ、母艦を潰せば復活する手段を失う知識については、スミス時代だと知り得なかったと思うのだけど。

ブレイバーンがデスドライヴズと似ていながらパイロットの扱いが異なる理由

全身デザインや戦闘能力面がデスドライヴズに近い人型だったのも、ブレイバーンに転生した際の構成素材みたいな扱いになっていたため。

しかしデスドライヴズとの違いとして、乗り込む人間を電池としては扱わない。
イサミを相棒として、その感情を力に変える。似ていてもまったく異なるシステムだ。

これは皮肉にも、融合したのがクーヌスだったから。
クーヌスはデスドライヴズの中で唯一、スミスを抱き死するを最高の快楽として選んだ。
最初から人の感情を認めており、だからこそスミスを選んだと思われる。

人を胸に抱きその心と共に在る。その思想だけはスミスも共感できた。
熱いパトスが云々と語るブレイバーンの台詞回しが、クーヌスと同じなのもその影響があるためではないか。

かくして勇敢な人間だったスミスは、勇気爆発のブレイバーンに生まれ変わった。

皆がブレイバーンに期待する中、あえてスミスを選んだクーヌスの見る目は確かだった上に、結果敵に彼女は期待以上の快楽を得られたとすら言える。デスドライヴズでは一番の勝ち逃げ。

ブレイバーンとライジング・オルトスのカラーが似ていた理由

同様にライジング・オルトスのカラーデザインが微妙にブレイバーンと似ていたのは、おそらく順序が逆だ。素材になったことやスミスのイメージが反映されていると思われる。

ブレイバーンが軍のマシンやデスドライヴズにハッキングをかけられたのも、スミス時代の知識+デスドライヴズを元にしたブレイバーンの能力があってこそだったのだろう。

ブレイバーンのヒーロー趣味がオタク文化に根ざしていた理由

最後に、ブレイバーンのヒーロー癖もそのままスミスの趣味が反映されたものだった。
わざわざ3Dプリンターで武器や強化パーツを生み出し、あまつさえわざわざランナー分けして工作に勤しんだのも、全部中身スミスだったからで納得しかない。

転生して第一話に戻りイサミと共に戦う中で、「戦闘時にブレイバーン自作のテーマソングを流したのもスミスの趣味だったんだな」と思うと感動していいのか笑っていいのかわからない……。

そもそもブレイバーンはある意味でスミスが理想のヒーローを演じているとも言える。
だからスミスの時よりも余裕のあるどこか超然的な態度で、一人称も『私』に変えた。

「私は……ブレイバーンだ!」

ただ、第一話でブレイバーンに乗ったイサミがこれならやれると手を握ったのと同じ事を、スミスも同じ気持ちで手を握っていた。
二人が気付かないうちに、この時から二人の気持ちは一つになっていたのだ。

ルルの勇気爆発とその呪い

スミスに大事な役目として皆のことを任されたルル。
彼女はスミスを失った哀しみ暮れるのではなく、自分の役割を果たそうと戦場を奔走する。

その姿は、爆発に吹き飛ばされそうになる頼りなさはありながら、自暴自棄になっていたイサミよりもずっと強い。

皆を助けるために必要なのはイサミだと、自分にできることはイサミを応援することだと、きちんと理解できていた。

だから叫んだ。

勇気爆発。

それはスミスがイサミへ最期に遺したのと同じ言葉。

勇気爆発。

それは力はあるイサミに足りなかったもの。

勇気爆発。

それは勇気を持って立ち向かう、その先を示す言葉。

スミスの意思を胸に抱いたイサミは、本当の勇気に出逢った。
二人の心が、勇気が、最高を超えて爆発した姿がバーンブレイバーンなのだ。

そして、ルルは己の役割をそれで終わりにはしなかった。
何故なら闘いはまだ続くから。

彼女はかつてのスミスと同じ行動を取る。
スペルビアに全力でバーンブレイバーンと戦うことを条件として、残るデスドライヴズと戦う交渉をするつもりなのは明らかだろう。

それは再び自分を生体パーツとしてデスドライヴズに取り込ませるということ。
『ルル』として死を覚悟しなければ、その役割は果たせない。

スミスがルルへと託した役割。それは彼女を成長させることへと繋がった。

しかし、かけがえないのない者を亡くして生き残った事実は変わらない。
そしてスミスの代わりに皆を守るなら、デスドライヴズに対抗できる力を持って戦う。

成長のために受けた疵は、彼女にとって呪いにもなり得る。


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