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シンエヴァ【感想・考察】庵野監督の心情で読み解くともっと楽しくなる解説

2021年3月21日

ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。

庵野秀明監督の代表作『新世紀エヴァンゲリオン』。
考察が溢れかえっていたかの時代。
TVと劇場版は90年代でも関連作品は一向に止まらずエヴァの謎に対する考察はネット時代になっても続きました。

当時はそれこそブログが日記と呼ばれ、考察なんかは2ちゃん、今ではテキストサイトと呼ばれる個人サイトや、レンタル日記サイトが主体でした。
それが今となってはSNSと動画隆盛期になって、もはやブログすら時代遅れになりつつあるのが現状。

私は今の自分を、テキストサイト時代の末裔みたいなものだと思っています。
文章として延々書き連ねて、自分の思いを考察という形で残す。

ずっとそうやってきた末裔の一人として、時代の終わりを告げるよう生み出された『シン・エヴァンゲリオン 劇場版?』の感想と考察をここに書き残しておきたい……などと最初はちょっと感傷的な気持ちで書き出しました。

とはいえ、今となっては映画超大ヒットでシン・エヴァの考察自体は溢れかえっています。
年季の入ったガチ勢も健在。

ならば私は私だけが書ける形で、私の書きたいことを書こう!
そう思って、こう読み解いたら面白いと思うよ! 名付けて『庵野監督のメタファー視点で読み解くと超面白くなるシンエヴァ』!

一応先んじておきますと、庵野監督は作家性が強く、自分の心情や人生を作品に強く反映させる人です。
これはGAINAXの原型となるメンバーが初めて作ったアニメ『DAICONⅢ OP』から生み出されて続いてきた、作品に自分達の魂を刻み込む手法です。

考察の本質とは正しいか否かより、『こう読み解くと作品が面白くなるのではないか』が大切であると思っています。

だから今回は、庵野監督の魂が、人生が、最後のエヴァ作品にどう刻み込まれているのか。
監督はどんなメッセージを作品に込めたのか。それを読み解く考察が一番面白いのではないかと考えた次第です。

では、『終わり』の解読をはじめていきましょう。

【次ページ:『エヴァの呪い』とシンジ復活の意味】

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