仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1 最新27話『すべてのはじまり2009』 私がスタート前に書いた、最初のジオウ記事はこちら。 ジオウより前に、そもそも平成仮面ライダー二期とは何だったのか、とい …
どうも、ゲタライド(@ridertwsibu)です。
ChromeのDiscover眺めていたら仮面ライダージオウに『【緊急速報】仮面ライダージオウに仮面ノリダーが出演か / 釈由美子の登場で可能性大に』というタイトルの記事が流れてまいりました。
Twitterでもちょこちょこ話題に上がっている模様。
実際に記事を読んでいて、色々思うことがあったのでジオウにノリダーが出ることに対する所感を吐き出してスッキリしておこうかなと思います。
なお実際の記事はこちらです。
上記記事はそもそも噂話レベルの内容だったので、読まなくても問題ない流れで書いていきます。
仮面ノリダーがジオウに出演する根拠
仮面ライダージオウに仮面ノリダーが出演する展開は本当に起こり得るのか。
結論から言うと『絶対にないとは言い切れない』程度にはある。
ただしそれは可能性だけなら残りの話数で佐藤健氏と菅田将暉氏が共演して同時変身するという展開が絶対に無いとは限らない同レベルの話だ。
現在ノリダーの登録商標は東映となっている。
つまり出すことは現実的に可能であることを示す。
ただし登録商標は自分が使うためだけでなく、権利者以外には安易に使わせないためにも存在する。
元々仮面ノリダーはフジテレビの番組『とんねるずのみなさんのおかげです』で放映されていた仮面ライダーのパロディコント作品だ。
なお、放送当初仮面ノリダーは無許可&無認可で制作していた。
これが現在だと当時の映像を放送で使用するともれなく『協力 東映・石森プロ』のテロップがついてくる。
なお、2018年に『とんねるずみなさんのおかげです』の映像が公式により発売されたが、仮面ノリダーは収録されていない。
記事によるとノリダー登場の根拠は『仮面ライダーG』に出演していた釈由美子氏がジオウに出演したことだ。
要するに仮面ライダーGの登場人物が主演したのだからノリダーが出演する可能性だってあるでしょってわけである。
この論理における根本的な問題として『仮面ライダーG』は最初から東映の公認仮面ライダーであり、全面協力して作り上げた作品なので完成度もノリダーとは段違いに高い。
(ただし公式ライダーではないためジオウにも作品枠としては存在していない)
敵として登場した怪人は、後にディケイドのカブト編でフィロキセラワームとして公式登場している。
事実上の使い回しではあるが、言い換えればそのまま公式ライダーで使い回せる程のクオリティで作った作品なのだ。
言っちゃあ悪いけれど、同じ枠外のライダーとして見ても、仮面ライダーGと仮面ノリダーは比較できるようなものではない。
ノリダーが面白い面白くないという問題ではなく、Gは最初から東映公認でしっかりし過ぎな程『仮面ライダー』として制作された。
加えていうと、仮面ライダーGの放映タイミングは丁度ディケイドが始まったばかりのタイミング。
そのため『平成ライダー』世代ではそこそこ有名な作品でもあり、ジオウで釈由美子氏が出てきても繋がりが明確で『Gから出しちゃうの、すげえ!』と思っても違和感自体はそんなに感じられなかった。
他にもヒーローショーにアナザーノリダーが主演していたという情報も拾っており、これはノリダー主演の伏線じゃないかと考察している。
けれど内容や完成度は別にして、原作設定無視が珍しくもなんともないヒーローショーなので根拠としては弱いだろう。
ジオウにノリダー登場は望まれているのか
根本的なところで、そもそもジオウに仮面ノリダーの登場が視聴者から望まれているのだろうか。
私はあまりそうは思えない。
繰り返しになるが仮面ライダーGは平成ライダー史の中で生じた作品だ。
ゆえに平成仮面ライダー視聴者の中でも仮面ライダーGの知名度はそれなりにある。
対して仮面ノリダーは世代的にクウガよりも更に以前だ。
仮面ライダーBLACKやRXの世代である。
そもそも平成ライダーを嗜む世代だと根本的に仮面ノリダーを知らないケースはごく普通にある。
実際にどれくらい需要があるのか気になったので、現在Twitterでアンケートを出している。
仮面ノリダーが話題に上がっているのでアンケート出しますねー。#仮面ライダージオウ に仮面ノリダーは出てほしいですか?
— ゲタライド@仮面ライダー垢 (@ridertwsibu) 2019年5月16日
確認したところ、350票くらいの段階で下記割合になっている。
28%:出てほしい
40%:出てほしくない
32%:仮面ノリダーって何?
Twitterの利用層だと若い世代が多くなるものの、出てほしいが3割を切っている。
この理由は簡単だ。ジオウ視聴者ならよくわかると思うのだけれど、ジオウは平成仮面ライダーのお祭作品でありながら、ジオウ単独の世界観を大切に扱っている。
同時に平成仮面ライダーの歴史があり、その先にジオウがある。
そういう時代の流れを根底に作品作りをしているのだ。
そこで仮面ライダー本筋の歴史から外れた、それもクウガよりも以前の作品をあえて取り扱う理由がない。
むしろ起用してしまうと、その時点でジオウの世界観を崩す行為になりかねないのだ。
もっとハッキリ言うと仮面ノリダーを扱う前にやるべきことはいくらでもある。
ノリダー出すくらいなら、
先に仮面ライダー一号の本郷猛という真のレジェンドを出そうよ!
とはいえ、私は仮面ノリダーに何かしらの恨みがあるわけではない。
好き嫌いで言えばむしろ好き。オジンガーZくらい好き。
非公認から始まったとしても、今は東映の登録商標なので扱い上は外伝作品になるだろう。
SDライダーに近しい位置付けではないだろうか。
だったらもっと違和感のない別の世界観として扱えばいい。
『スパイダーバース』よろしく『一号ライダーバース』でギャグ世界出身の仮面ライダー一号存在ならば何の問題もないのではないか。
私だと間違いなく、また東映が狂気に走ったと嬉々として劇場まで足を運ぶ。
さあ、スパイダー・ハムのポジションをSDライダーと奪い合おう。
仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1 最新27話『すべてのはじまり2009』 私がスタート前に書いた、最初のジオウ記事はこちら。 ジオウより前に、そもそも平成仮面ライダー二期とは何だったのか、とい …