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【仮面ライダージオウ】44話 予想と考察 今更聞けない仮面ライダーアクアを解説!

2019年7月18日

仮面ライダージオウ 44話『2019:アクアのよびごえ

ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。

三話構成のアナザージオウⅡ編を終えて、オーマジオウを除くラスボス格も見えてきましたね。
そして次回予告ではアナザードライブ、仮面ライダーアクア、アナザーディケイドと内容が濃い!
まず間違いなく次も三話構成になりますね。

総話数どうなんだろう?
次の仮面ライダーゼロワンが公式発表されて9月1日スタートなので、どこかで一週休みが入る可能性まで考慮すると48~49話になります。
そうなると、ラストのオーマジオウとの決着が2~3話しかないんですが。流石お祭ライダー。畳めるのか心配になるのもディケイドと一緒だよ!

特に次回で衝撃だったのは、なんと言っても仮面ライダーアクア。
シノビ達が出てきた時点でアクアやダークドライブの登場は期待されていましたが、誰がこの終盤で出てくると思うのか。
まさかのアクアだ! と驚きや喜びの声もありますが、そもそもアクアって誰? って人もいるでしょう。

とうわけで今回は大きな三要素の解説がメイン。
特に仮面ライダーアクアについてを掘り下げたいと思います。
そんなわけで、来週の予想と考察を始めましょう。

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アナザードライブは超デッドヒートドライブを元にしている

アナザードライブ、ちゃんと本編内で登場しましたね。
これでアナザーライダー20体全てTV本編での登場が確定した。

アーマータイムはデザインはあっても後半は未登場だったけれど、アナザーライダーは見事コンプリート。
ディケイドと共に、アナザージオウⅡの軍団にこそ混ざれなかったけれど、ちゃんと全部出してくれたのはとても嬉しい。

アナザードライブのデザインはいつものアナザーライダー通り禍々しくて、ドライブが廃車寸前って感じのデザインだった。
このデザインはドライブ自体よりも、ジャンクの寄せ集めのようだった超デッドヒートドライブを連想した人も多いだろう。私もその一人だ。

超デッドヒートドライブは劇場版『サプライズ・フューチャー』において登場した劇場版限定フォームだ。
なお、ベルトの拡張機能による急ごしらえだったことが理由で、機械の寄せ集め的なデザインだとされている。
実際、性能もドライブシリーズの中でも最弱クラスだ。

またマッハドライバー炎による変身なので、仮面ライダードライブと似ていても扱いは別ライダーだ。
余談だけど、同じ劇場版登場フォームである仮面ライダージョーカーも、Wに比べて性能が大きく落ちている。加えて別ライダー扱いで共通点が多い。

単純にジャンク風デザインだから似ているってわけでもない。
フェイスのデザインが左右対称ではなく、機械が剥き出しになっているのも超デッドヒート側の特徴だ。
さらに、もう一つ重要な要素がある。それは目だ。

アナザードライブは右目が潰れている。
超デッドヒートドライブはダークドライブとの戦闘において、右側のマスクを破壊されて装着者の泊進之介の目が見えていた
ここまで類似点が多いと、明らかに意識してやっているだろうなあと思う。

このジャンク系デザインだと、動きの方もどの程度超デッドヒートに寄せてくるのかが気になる。
今回は時計要素もないので、流石の叔父さんも直せまい。

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スウォルツとディケイドの融合が意味すること

前回の感想でスウォルツが黒幕キャラとして残念だと語ったけれど、ボスキャラの戦闘力として真逆でどれだけ暴れてくれるのかと期待している。
理由は言うまでもなくアナザーディケイドである。

アナザージオウⅡをあっさりと海東大樹に渡した上でアナザーディケイドを選んだのだ。
ナチュラルにディケイドがジオウより格上扱いされている。

この理由はいくつか考えられる。
まず、本来の歴史だと、ディケイドはジオウと最後の雌雄を決した仮面ライダーだと語られていた。
つまり歴史の改変により時期も変わってアナザー化したものの、ウォズの歴史書通りに戦いが再現されている。

次に今回のアナザーウォッチは仮面ライダーディケイド本人から力を直接抽出していた。
これまで仮面ライダーキカイという例外品を除いて、アナザーウォッチが作成されたシーンは『劇場版Forever』のアナザークウガくらいだ。

そしてこれまで何度かライダーとアナザーライダーが両立していたことからも、必ずしもアナザーライダーは平成ライダーから直接エネルギーを抽出して作られるわけではない。
むしろアナザーライダーが平成ライダーの歴史改変現象を引き起こすことからも、抽出しない方が正しい制作過程な気がする。
根本的にアナザージオウどうやって作ったんだよって話にもなってくるので、あまり触れてはいけない部分だと今まで思っていた。

それでもスウォルツは、あえてディケイドからエネルギーを奪ってアナザーライダーを作り出した。
つまりアナザーディケイドには現在のディケイドの力が使われていることになる。

何が違うの? って部分だけど、これが全然違う。
現在のディケイドはネオディケイドライバーによって変身している。
平成ライダー20人全ての力が使える状態だ。
この時点でジオウとのハンデ、平成ライダー二期が消し飛ぶ。

それだけでなく、現在のディケイドはスペックも大幅に向上している。
どれだけ上がっているかと言うと、今のディケイド通常フォームはコンプリートや激情態よりも上なのだ。
ディケイドアーマーをボコボコにしていた理由も納得できるレベルである。

他にも、今の士はオーロラをかなり自在に操れるようになっていた。
これらのチートスペックがそのままアナザーウォッチに宿っているとしたら……元々ディケイドが理不尽性能なのでアナザーだって理不尽になるよね!

最終フォーム級のスペックから生み出されたアナザーライダー。
これだけでも、アナザーディケイドが他のアナザーライダーとは別格の戦闘力を持っていても十分納得できるだろう。

そして今回の変身者はスウォルツだ。
スウォルツはジオウに頼らなくても時間操作が可能な力を有している。
それもオーラに与えていた分の力を戻して、ツクヨミの力まで奪っている状態だ。
ツクヨミの力を奪う前の生身でも、ディエンドを変身解除に追い込んだ実績もある。今のスウォルツが弱いわけがない。

スウォルツの時空を操る能力に、ディケイドの空間を操る力が一体化した。
まさに最後のアナザーライダーに相応しい力を持った存在だ。

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今更聞けない仮面ライダーアクア

さて、次回予告で一番予想外だった存在が仮面ライダーアクアである。
そもそも仮面ライダーアクアは平成ライダーの中でもかなりマニアックな存在だ。
誰これ? となった人が普通にいても別におかしくない。

とはいえジオウが終盤で特別感のあるライダーが出てきて盛り上がっている。
なんとなく知らないとは言い難い雰囲気になっている感じもあった。
というわけで、知らない人や知っていても久しぶりなので振り返りたいなって人向けの解説をしておこう。

仮面ライダーアクアとはオーズとフォーゼの合同系映画『MOVIE大戦MEGA MAX』に登場した劇場版オリジナルライダーだ。
劇場版の放映は今から八年前の映画である。
個人的に気に入っている作品の一つで、今でもたまに見返すので私はそうでもないのだけど、久し振りの人にはかなり懐かしいだろう。

『ジオウ』において劇場版限定のライダーが登場するのはこれが初めてだ。
アナザードライブが超デッドヒートドライブを意識しているので、どちらも劇場版つながりで揃って登場したのかもしれない。

ストーリーとしては仮面ライダーオーズ側で登場したが、実のところアクア単体の設定面で仮面ライダーオーズとの直接的な関連は薄い。
なぜなら、仮面ライダーアクアは映画だと40年後の未来からやってきたライダーなのである。
ジオウ風に言うなら『別の番組』であるライダーがゲスト出演したような感じだ。
とはいえ劇中においてオーズとアクアの歴史は直接的に繋がっており、同じ時間軸にはなっている。

そのためメダルを使って変身していたオーズとは異なり、アクアはその名の通り水を司るライダーだ。
デザインは仮面ライダー一号を未来風にしたようなデザインをしていることからもわかる通り、初代ライダーが自然の『風』をモチーフにしていたことを意識している。
そもそも当時は仮面ライダー放送40周年記念でもあって、40年後の未来ライダーというのもここにかかっていた。

設定面でも水が強く活かされていて、『マナスアクア』という特殊なリキッドを循環させることで身体能力を強化。周囲の水分を吸収することで更に能力アップができる。
仮面ライダーアクアの乗り物は通常のバイクではなく水陸両用ジェット推進式バイク『アクアミライダー』だ。実はこの頃からミライダーという単語は公式で使用されている。
必殺技も水流に乗ってスライディングキックをかますタイプと、ジャンプして両脚から水を出して回転蹴りを決めるニタイプがあった。

水タイプ極振りのライダーなのに当の湊ミハルは水が苦手で、仮面ライダーアクアの力を上手く扱えていなかった。
その上、本人が争いを好まない性格だったこともあり、ため自分に自信がなく弱気な青年というイメージが強い。
けれど仮面ライダーオーズである火野映司と共に戦ったことで、自分に足りなかったものは勇気だと学び、精神的に大きく成長して強敵『仮面ライダーポセイドン』を打倒した。

今回登場するのは火野映司と出会った後も未来で戦い続けて、より成長した湊ミハルの可能性が高い。
ただし、そうなると仮面ライダーオーズの歴史が改変されていることに対して矛盾が生じる。

歴史改変が起きている可能性はあるが、それならそれでオーマジオウの未来では仮面ライダー自体が消滅しているのだ。
仮面ライダーアクアは存在自体が矛盾している。

その問題についてのヒントはスウォルツとツクヨミだろう。
この二人はオーマジオウとは別の歴史からやってきた。

つまり、白ウォズ同様に『仮面ライダー』が消えてない歴史分岐が他にも存在している可能性は普通にあり得る。
次回予告で見えるツクヨミとの強い繋がりの理由はそこだろう。

もし「迎えにきた」という発言通りにツクヨミの歴史からやってきたのだとすると、ツクヨミ時空は平成ライダーが存在していて、しかも消滅せずにずっと続いている
オーマジオウに比べると平和な時が流れている可能性が高い。
というか、よくこの時代の分岐点が今までどことも緩衝せずに生き残ってこれたなと。

タイムパラドックスで考えると、ツクヨミとスウォルツが存在しているので歴史的に消滅していない。
そして歴史もツクヨミ側へと分岐する可能性が残っていると考えられる。
湊ミハルの存在は、『ジオウ』の設定に新たな、そして大きな変化をもたらすだろう。もう終盤なのにね!

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