仮面ライダージオウ 3話『ドクターゲーマー2018』

どうも、『ゲンムVSレーザー』のラストでマジ泣きしたゲタライドです。

最初の二話は世界観と設定の解説が詰め込まれていましたが、今回からはその枷がなくなりました。
おそらくここからはジオウが本来進めていくストーリーパターンになるでしょう。
つまり3話と4話は本来の意味でジオウの初期評価を決定付ける重要な位置付けとも言えます。
ある意味ここからが本格的なスタートです。

もちろん、全てのライドウォッチを手に入れた後は、また構成は変わると思います。
しかし言い換えると中盤から後半に差し掛かる頃合いまではある程度一定のパターンで進める可能性は高くなります。

はてさて、今回の三話はエグゼイド編の前編。
やはり最初に設定詰め込んだ効果は大きかったようで、二話までと比べてテンポも早すぎず、話を押し込みすぎでもない。
分かりやすくシンプルな面白さでした。

ソウゴとゲイツ&ツクヨミの関係性や各々のスタンスも見えてきました。
また、エグゼイドに対する触れ方も、ビルド編のビルドとは大きく変わっています。
今回はメイン三人の立ち位置と、エグゼイドの世界観に着目して考察していきましょう。

ゲイツとツクヨミの立ち位置

ゲイツの冷淡と見えて実は良い奴感がすごいよく出ていた。
ジオウの魔王化阻止が最優先使命と置いていながら、事件解決に結局手を貸している。
というか三話の主人公はもうゲイツといって差し支えないのでは?

そんなことを思ってしまうぐらい、絵に描いたようなツンデレキャラだ。
まさに二号ライダーの鑑。
このままいったら序盤が終わる頃にはすっかりマコト兄ちゃん化して、ソウゴに対してものすごく協力的になっていそうだ。

しかしジオウのトラウマというか怒りも深く根付いている。
あまり仲間化が早すぎると未来の掘り下げが浅くなり、ストーリーも軽くなたしまうため、そこは少し心配でもある。
けれど現段階でゲイツは開始前の想像よりずっと良いキャラしているので、このまましばらくツンデレしててほしい。

ツクヨミは不仲の二人を取り持ちつつサポートするポジションに収まっている。
それもさりげなく優秀という範疇なので、わざとらしかったり嫌味な感じがない。
(ただし監視シーンは除く)
今までのヒロインの中でもかなり好きかも。

ところでジオウが他のアーマーを手に入れて魔王化するのなら、そもそもゲイツはどうなのだろう?
わざわざジオウを倒しに来たのだし、打倒ジオウのためジオウを元にして作られたか、兄弟機なんて可能性もありそうだ。
けれど魔王化には対応できていないか、ソウゴだけが魔王化できる要素を有しているみたいな感じだろうか?

そもそもソウゴがどういう流れで魔王化するのかも不明だ。
逆にそこがわかっていれば、もっと的確な防ぎ方をしただろう。
像になっているくらいなので、比較的オーマジオウの情報でも取得しやすかった初変身のタイミングに介入したのかもしれない。


仮面ライダー ジオウ GP ライドウォッチ 02 2種 セット ゲイツ ドライブ ライドウォッチ キラキラメッキ サウンドライドウォッチ

戦闘になると、ゲイツはゴーストに引き続き今回はドライブを出してきた。
ただでさえウォッチが多いためか、出し惜しみする気はなさそうだ。
なお、どうやってウォッチを手に入れたのかや、ジオウと似たシステムである理由は未だ不明のままである。

ドライブアーマーのデザインはアーマー感とドライブらしさが良い感じに融和していて、個人的には好みのデザインだった。
ただ上から着込むアーマーで多少ゴツく見えて、タイヤの位置が斜めがけではなく横なので、タイプスピードよりもワイルドっぽさが強い。
そういえば主人公ライダーはフォームチェンジも多いけど、ジオウとゲイツはどこまで対応可能なのだろうか?
まったく対応できないと、クウガや一部アーマーがものすごく地味になる気がする。

ソウゴのスタンス

ゲイツはビルドの消失原因が、ジオウであると指摘した。
あ、これ引っ張らないんだね。

タイムジャッカーが新たな王を擁立してアナザーを生み出し、これがジオウの魔王化を促している。
というパターンの解説は、前回での考察通りだった。

色々細部の流れを変えつつも、しばらくはこの繰り返しになりそうだ。
(あんまり繰り返し続けるとタイムジャッカー達がアホの子化するけど)
行為自体にあまり意味はない気がしたが、ウォズが先の展開を示していることからも、この流れは魔王化の予定調和だとわかる。

ソウゴは魔王になるリスクを指摘されても、ほとんど迷わず事件解決を優先した。
魔王化の実感がなく、最高最善の魔王を目指すことが目的であるため、クラスメイトや犠牲者達を捨て置けない。
対するゲイツはたくさんの悲劇を味わってきたため、何としてもハッピーバースデー魔王を阻止したい。
この二つが噛み合わず軋轢が生じている。

とはいえ、監視のためにはソウゴを放置はできない。
ツクヨミはソウゴを正しい方向へ導くためにサポートをする。
ゲイツも仕方なくついてきて、根っこにある人の良さからついつい助け舟を出してしまう

そうして事件の核心へと近付いて、ゲイツは望まぬともアナザーライダーは放置できないので、ジオウと共闘するしかない。
立ち位置的にサポート役のツクヨミは多少影が薄くなってしまうものの、三人のバランス感覚は中々絶妙だ。

エグゼイドの世界観

平成二期のライダーは鎧武やビルドの話の区切りをあまり意識しない単話構成と、二話一セットで話を作りをするお悩み解決パターンがある。
次回で話をどう畳むかで、ジオウという作品の安定感が決まると言える。
(ゴーストは序盤だけ一話構成だったが、基本は二個一のお悩み解決側)

ジオウも二話で一つのアナザーライダー事件を解決するタイプだ。
つまりある程度、話の構成にパターンが作られる。

今回はエグゼイドなのでゲームによる意識不明患者を出してきた。
アナザーライダーが生まれると、それぞれ超常の力でもって何かしらの問題を起こす。
それを嗅ぎつけたソウゴ達が事件に介入して事件解決。
という流れが基本になりそうだ。

事件に使われているゲームハードとソフトの内容がエグゼイドからの流用で実にそれっぽい。
これならゲンムコーポレーションは健在かもしれない。
しかし今回のストーリーに神は出てこなかった。
ゲンムコーポレーションや無理ゲーの関連で神を出しちゃうと、元のエグゼイド世界との整合性が大変そうだし、どんな話であれ二話で収集付けられる気がしない。
残念だが妥当な措置か……。

病院には飛彩がいて協力してくれる。
その理由はなんだか微妙に過去の出来事を覚えているっぽい。
世界一のドクターになることが目的なわけだが、とりあえず大名行列作る権威はあるよようだ。

宝生永夢が書き残したコナミコマンドのあれで、アナザーエグゼイドのいるゲームフィールドに入った。
なぜわざわざ外国語にと思ったが、ゲーム世界に体が飛ばされるリスクを考えると、他人を巻き込まないための配慮だったのかもしれない。

アナザーエグゼイドの戦闘はクリーチャー的な外見とは裏腹に、結構エグゼイドっぽさがあった。
フィールドのブロックやHITエフェクト、そしてマリオっぽいジャンプが健在だ。
タイムリーにプレデターの新作映画観てきたので、すごいデジャヴあるけど……。

全体的にゲーム病は直接出さず他の要素でエグゼイド感の演出を図っている
ジオウ補完計画によるとジオウにおける歴史改変は、レジェンドライダーの番組自体がなくなるため、敵組織やそこに関する設定も軒並み消え去ってしまう。
改変の影響で、ゲーム病自体がなくなった未来なので、バグスターを出さずゲームと医療を表現せねばならない。

ただ、この影響でディケイド時代のお祭り感は薄まっているという印象。
この良し悪しは視聴者で分かれそうだ。

そして今話でエグゼイド本人も登場し、その場でジオウの敵に回った。
やはりライダー同士のバトルはテンションが上がる。
それに、永夢自身にもかなり貫禄が出ていて、レジェンド感が漂う雰囲気だ。


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永夢は病気の原因調査をするためにゲーム内へと入っていた。
しかしアナザーエグゼイドがいる以上、仮面ライダーエグゼイドは存在できない。
ソウゴ達がアナザーを撃破したため、一時的にエグゼイドが変身できるようになったので間違いないだろう。
この辺は前回から情報を整理して考えればわかるが、特に説明がないので人によっては混乱するかもしれない。

そう考えると、アナザーエグゼイドに操られているという線はなさそうだ。
永夢は温和で優しい青年だが、反面患者を助けるためなら冷徹にもなる側面があった
あくまで医療行為として、アナザーエグゼイドの媒介になった人を救おうとしているのかも。

今回はエグゼイドっぽいゲームに関わる事件編だった。
後編はエグゼイドの真骨頂、『ゲーム+医療』の展開がくるのだろうか。
次回で話をどう畳むかで、ジオウという作品の安定感が決まると言える。