作品情報

タイトル 東宝怪獣コレクション 創刊号
媒体
制作
シリーズ 東宝怪獣コレクション
作品要素

レビュー

第一号発売後に定期購入を開始したため少し遅れて到着。来月以降は十三日の発送になる予定だ。

冊子を入れるケースも三箱セットで購入。なんだったらこっちだけが先に届いた。
空箱だけ三つ並ぶとちょっと切ない気持ちになったのは秘密だ。

こちらが本体。思ったよりフィギュアの入っている箱が大きい。
むしろフィギュア自体が思ったより大きかった。
1/700スケールとはいえ、80メートルの1984ゴジラが丸ごと一つ付いてくるとそこそこのサイズになる。

冊子については私の不慣れもあるのだけど、本体と冊子の切り離し方がわからない。
説明書きの類も全くなかったのでネットで検索した。

ちなみに答えは『本体と冊子を繋ぐホチキスと、冊子単体のホチキスはそれぞれ異なるので、本体の方だけを外す』だった。
外側のホチキスが本体の固定用なので、そちらだけを外せばよく、マイナスドライバなど細長い金属板などがあれば簡単に取れる。

【レビュー】東宝怪獣コレクション 創刊号

ちなみに8号からはエコを考慮して、段ボールに冊子とフィギュアがそれぞれ別に入れられるスタイルになるそうだ。普通にそっちの方がありがたい。

他にも、途中に定期購読用の説明ページも挟まっており、これも別途取り外した。
(これについては外し方の説明があった)
こっちのコツは素早く引っ張ること、ゆっくり引っ張るとホチキスが伸びてしまう。

少ないページ数の割に情報量の密度は結構あった。
作品性についての解説はもちろん、ゴジラのスーツ準備にあったトラブルや、サイボットについての記述(有名な似てない問題の解説もソフトに行われている)も有り。
限られた紙面で『それでもここは押さえておきたい!』的な気持ちは感じた。

ただ、豪華俳優陣の説明は良いのだけど、名前の羅列だけで文字数をそれなりに食うのでちょっと勿体無い。
俳優陣は検索すればすぐに出てくる話なので、他の情報に割いてもらえたらもっと嬉しかったなと。
それを差し引いても、オタク好みのマニアックな作品解説としてかなり優秀な部類だ。

加えて、創刊号だからだろう。歴代ゴジラ作品の年表も資料として掲載されていた。
登場怪獣などの記載もあるため普通に便利。

フィギュアのクオリティについては、思っていた通りに精巧でとても良い。
このこだわりについては本冊子でも語られていた。

ちゃんとスーツの再現性を重視しながらも、(ポージングの角度などに)微妙なアレンジを加えて格好良さの演出もしている。
コレクション性と資料性が両立された素晴らしい出来映えだ。

昨今程イケメンでもなければ、昭和ゴジラのような柔らかさもない1984ゴジラ特有の悪人面。

背びれのデザインも細かく再現されていた。

創刊号価格のため、これで990円。
フィギュア好きの人ならわかると思うけど、安いなんてもんじゃない。
在庫が切れた突端、プレミア価格一直線なのはもう目に見えている。

普通に買うと、フィギュアだけでも確実に値段以上のクオリティだ。
ゴジラは好きなら、第一号だけでも買っておいて損はない。

総評

評価:5.0 評価基準

内容は1984ゴジラと同作の作品解説冊子。
フィギュアのクオリティが、良い意味で値段と釣り合いが取れていない。

冊子のページ数は多くないが、情報量は中々に濃くガッツリとオタク向けな内容になっている。

有名造形師である茨木彰氏の1984ゴジラ+解説付き。
フィギュアだけでも確実に値段以上の価値があるため、ゴジラや怪獣好きは是非買っておくことをオススメする。

こんな人にオススメ

  • ゴジラ系のフィギュアに興味がある
  • 怪獣フィギュア好き
  • 東宝怪獣コレクションがどんな感じなのか気になっている