或る娘の記録 -Secret Note-

とあるグリモア兵――まあ、誰でもいいだろう。今回の本筋には特に関わることのない彼が語るには、UDCアースに怪異が生じているらしい。

それは考古学者にてまことしやかに囁かれる噂。
四年程前、某国から奇怪な像が日本の大学へと持ち込まれた。

秘境の邪教徒が悪魔の降臨に用いたとされている、黒々としてしわがれた得体の知れない生物を象った醜悪な像だった。

多くの者が胡散臭さに失笑する中、深い興味を抱いた一人の院生がこれを熱心に研究していたそうだ。
だがある日、研究室にて事故が起きた。

事故の詳細は定かではない。一説によると何者かによって隠ぺいされたとの説もあるが、所詮これは噂話。
そもそも仔細などあってないものと変わりない。
その研究室には偶々見学に来ていた者もいたらしいが、その詳細もやはり不明瞭だ。

故に結果だけを語ろう。その場にいたほとんどの者がその事故によって死亡した。
事故の後、謎の像は研究室から忽然とその姿を消したらしい。

生き残ったのは二人。
一人は廃人となり言葉もまともに話せなくなったそうだ。

もう一人は像を研究していた娘。
彼女だけは軽傷で済んだが、その後、鬼気迫る表情でより研究に没頭した。
だがその後、廃人となったもう一人の傍らにて自ら命を絶ってしまった。

理由はわからない。死人に口はないのだから。
ただ彼女が死ぬ数十分前、偶々病室の前を通りかかった看護師によると、泣きながら謝り続ける姿を見たという。

娘は生前に一冊のノートを遺した。
それは血塗れでページの大部分が読み取れないが、そこには娘が研究していた全てが詰まっているらしい。

元々は見向きもされなかった些末な研究と言えど、これだけ凄惨かつ不可思議な事件が起これば話は変わる。
その後、何名かの研究者がそのノートを元に研究を始めたが、皆が皆、一人の例外もなく不審な死を遂げたという。

いつしかそれは関わる者をとり殺す呪いのノートと呼ばれるようになった。
そう、これが噂の元にして、今回猟兵達に関わっていただく事件である。

闇で高額取引されていた呪いのノートが、ある研究者の元へと渡った。
その者は他にも怪しげな研究に手を出しており、私財を投入して己の研究室を持つに至っている。

依頼内容は彼の所持するノートを破壊。
もしくはそれに“取り憑いた”オブリビオンを打倒すること。

ノートの正体は不明だが、後の研究者達を殺めたのは『そういう噂』が凝り固まった一種の都市伝説だろう。
けれど、或いは、もしかすると、噂の火元――彼女の遺した記録に触れることはあるかもしれない。

MSコメント
第六とTW5までの依頼形式を足して割ってお湯かけたような形式です。
依頼は幾つかのパートに分かれており、そのパート毎に調査や戦闘が発生します。
(依頼の進行によってパート数は変化する)

各猟兵達はパート毎にプレイングとパフォーマンスを提出してください。
プレイングは300文字、パフォーマンスは200文字を最大数とします。
(パフォーマンスの記載は任意)

猟兵間の話し合いはスレでご自由に。
ただ、割とガチ判定だったりするので、場合によっては何もわからないまま終了もあるから注意してね!

[各パートのOP]
 ↓
[プレ・パフォの提出]
 ↓
[結果のリプレイを公開]
 ↓
以下、シナリオ終了まで繰り返し

プレイング提出の提出期間はOP提示後から5日後の23時とします。
リプレイ結果はプレイング提出期間終了後から7日以内。