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仮面ライダージオウ 19話『ザ・クイズショック2040

どうも、ゲタライド(@ridertwaibu)です。

ある意味視聴者の予想通りあらすじポジションまで白ウォズに持っていかれてしまった黒ウォズ。
今回は黒ウォズと白ウォズを対称の存在として扱いつつも、似ている部分も出してくる演出が面白かったですね。

そして仮面ライダークイズ編の前編。
ニンジャとはまた違った扱いで、既に一年間戦ってレジェンドと化したような貫禄がありました。
設定も凝っていて、ストーリーにも積極的に絡めてきており『本当に存在する未来のライダー』感をニンジャより強く押してきている印象です。

これもやはり第一部でレジェンドライダーの物語をしっかり描いてきたから違和感なく受け入れられてるんだろうなあと、視聴して感じました。
今回はウォズ抗争やクイズに関わるあれこれを中心に感想や考察を書いていきたいと思います。

連携が取れず白ウォズに振り回されているタイムジャッカー

シノビ編ではウールが白ウォズの被害者だったが、クイズ編ではオーラがものの見事に利用され振り回されている。
ウールは相当腹に据えかねた様子で、敵である黒ウォズに容易く白ウォズの情報を教えていた。
しかしオーラは白ウォズに対してさほど警戒は抱いていた様子はない。

クイズを本気で王として擁立しようとして、珍しく直接ライダーの戦いに介入までしていた。
(王を決める戦いだから戦闘への直接介入は禁止にされているのかと思っていたけど、じゃあなんで君達基本的に戦闘は傍観しているのだろう?)
しかし白ウォズの介入によって可愛いリアクションでめっちゃ痛がる羽目になった。

タイムジャッカーの間で情報連携が取れていたのなら、もっと白ウォズに対して警戒心を持っていただろう。
シノビ編だとスウォルツはウールに必要最低限の情報すら与えずに、シノビウォッチを渡していた。

『平成ライダージェネレーションズFOREVER』ではスーパータイムジャッカーのティードが暴れていたが、他のタイムジャッカー三人組は一度も出てきていない。
ティードの件を省いても、全体的に共有しているのはアナザーライドウォッチだけで他の協力体制はその場限りでアドリブ的に行っているパターンはあった。

タイムジャッカーと名称の付いた組織に所属している割に、彼らの繋がりは薄く単独プレイが多い。
今回のオーラは妙に執着心を持っていたが、白ウォズの妨害以降は投げやり気味だったウールや、ミライドウォッチが登場すると早々に諦めたスウォルツとは温度差がある。

強いて理由を付けるなら、門矢士の監視やお守りを請け負ってしばらく振り回されていたので鬱憤が溜まっていたのかも。
結果、白ウォズに利用されているので泣きっ面に蜂とはこのことだ。

オーマジオウやゲイツリバイブによる未来と同様に、タイムジャッカーは未だ全容がほとんど不明な組織だ。
彼らの組織図やどのように成り立っているのかも気になるところである。

白黒ウォズは主人と噛み合わない

二人のウォズは互いに望む未来を手にするため我が救世主と我が魔王を補佐する。
さながら推しをトップにしたいファンの代理戦争だ。

白ウォズは三つのミライドウォッチを手に入れて、ゲイツをゲイツリバイブへと導きたい。
黒ウォズは無事オーマの日を迎えてソウゴをオーマジオウへ至らせたいが、そのためにゲイツリバイブの誕生は阻止する必要がある。

そのため双方どちらもクイズを倒してクイズウォッチを手に入れることが今回の勝利条件だ。
状況は未来を導くノートを持つ白ウォズが有利だ。

けれど双方に共通した欠点がある。
それはどちらのウォズも主と意志疎通がきちんと取れていないことだ。

ソウゴは追い詰められている黒ウォズの焦燥感を共有していない。
わざとどっちのウォズかわからない振りしたり、本が機能していないのをわかった上で、アナザーライダー探査機扱いしたりする。

ソウゴの目的は最高最善の魔王であり、オーマジオウではない。
そのためクイズのウォッチについてより、目先のアナザーライダー事件を優先して目に写る人を救う。
オーマの日をそのまま迎えてもソウゴにとってはバッドエンドだ。
本来なら間違いの選択肢をあえて選ぶのはあながち悪手とも言い難い。

黒ウォズとソウゴはその辺りの価値観が決定的にズレているまま、白ウォズが現れた。
つまり補正するタイミングがないまま、黒ウォズは今まで以上にソウゴへと歩み寄って、オーマジオウの未来へ促さなければならない。
予言に頼らず自力でアナザーライダーに繋がる情報を見つけてきたのもその一環だ。
しかし現在ソウゴとゲイツは近い位置にいて、クイズの対策よりアナザーライダー優先なので、情報自体は全体に筒抜けだったが……。

白ウォズは根本的にゲイツからの信頼をまだ勝ち得ていない。
その上、白ウォズは結果を出せないゲイツを正面から罵倒しており、根っこから心酔しているわけではないようだ。

一方、黒ウォズのオーマジオウに対する忠誠心は本物だ。
ゆえに若き日のソウゴもちゃんと立てている。
タイムジャッカー側に回った時も、あくまでソウゴを正しくオーマジオウへ導くため。
家臣として時にはあえて泥を被ることも厭わないぐらいの気持ちで行動しており、忠誠にはブレがない。

白ウォズの場合、ゲイツリバイブに至る際に多くの残酷な選択をするため、今のうちからゲイツを鍛えようとはしている。
しかしそれは未来のために必要なことであって、粛々と必要なイベントをこなそうとしているに過ぎず、そこに救世主へのリスペクトはない。

おかげで、必要なことだとわかっていても、持ち前の良心で深く眠っている主水を攻撃できなかった。
せいぜいが寝ている間にアナザーライダー退治を出し抜く程度だ。
自分達の行っている過去改変を否定されてもこの対応なのだから、白ウォズの対応ではゲイツの人の良さは変えられない。
アナザライダー退治も普通にソウゴと協力体制だ。

とはいえ、白ウォズには自分が戦うという力技まで存在するので有利は動かない。
ノートの力でタイムジャッカーの時間操作に介入できるのはかなり有利だ。

ライダーの戦闘力も相応に高い。
はずだけど、基本的にアナザーライダーは復活さえ除けばジオウ達でも普通に勝てる。
ジオウを圧倒こそしたが、ディケイドアーマーどころかアーマー無しでしか相手取っていいない。
強さのランクがいまいち見えにくいので、ライダーよりノートの方が万倍厄介に見えてしまうのはちょっと残念だ。

どちらにせよ、半ば力技で状況をコントロールしているようなものなので、それが通用する間は白ウォズ優位で進むだろう。
なお、これは以前の黒ウォズと似たようなものなので、いずれ崩れるだろうなあ。

仮面ライダークイズのリアリティが素晴らしい理由

仮面ライダーシノビと仮面ライダークイズの差は、純粋に設定の作り込みだ。
仮面ライダーシノビはこれからライダーになる男という立ち位置で、レジェンド感よりもフレッシュさが重要視された。
ライダー世界観の作り込みは仮面ライダーシノビ単品のスピンオフに期待。

仮面ライダークイズは、登場早々ジオウとゲイツを圧倒してみせた。
戦闘のクイズは匙加減一つでどうとでもなるため、ぶっちゃけニンジャよりはるかに汚いというか、これ本来なら敵が使うような能力だよね。

ただクイズ番組感のあるベルトの女性音声や、○×クイズを積極的に活かした戦闘は空気感作りには大きく貢献している。
はてながビックリマークに変わってライダーキックが発動する演出と、完全によくある○×突破するクイズ番組キックも面白い。
ソウゴのコミカルな反応は、まさにクイズ番組の正解を祈る回答者そのものだった。

『ファッション! パッション! クエスチョン!』
『クイズ!』

「救えよ世界、答えよ正解!」

主人公達をフルボッコする流れと、堂安主水から溢れ出る威厳が歴戦の勇士を感じさせていた。
これは新人を起用せず、あえて桜田ヒロム氏 (レッドバスター)に任せたことも大きいだろう。

また設定面も一話の中で深く作り込まれているのが随所に見て取れた。
アナザーライダーは主水の父親であり、職業は科学者でクイズとも関わりの強い知識を奪う。
主水とソウゴ達をクイズ大会で遊ばせてクイズは『知識』という認識を強めているのもポイントが高い。

ちなみに単なる設定だけではなく、少々横暴だが根は悪くない人間性もここで出している。
クイズが得意な博識さが科学者だった父親譲りである可能性も想像できて、少し皮肉も効いた話の構造だ。

そしてタイムトラベラーとなったのに歴史を変えるつもりがなく、母親の重い病も受け入れている。
精神的にかなり思い詰めている状況でも、自分がやるべきことをしっかりと定めている姿勢に信念が感じられた。
王道でヒーロー然としていたシノビも良かったが、堂安主水という一人の人間をしっかりと描くことでリアリティを出している。

だが、現段階で大きな疑問が解消されていない。
仮面ライダークイズを連れてきたのは白ウォズだが、ゲイツとツクヨミは前回未来への移動に失敗していた。
これは未来が分岐して不安定なためだったので、この理由なら白ウォズも移動不能でないと辻褄が合わない。

またアナザーライダーが生まれた時点でクイズの力と記憶は消失するはずだが、今回は同じ時間軸に堂々と両立している。
まるで仮面ライダー電王の特異点みたいな状態であり、普通に考えたらこの時点でタイムパラドクスが生じているはずだ。
(事実、仮面ライダー電王は今のところ単独で自分のアナザーライダー撃破に成功した唯一の存在である)

白ウォズは一体どうやって2040年に乗り込み主水を2019年に連れてきて、アナザーとライダーを両立させているのだろうか。
ジオウの根幹を揺るがすレベルの事態なので、ここは次回ちゃんと解説してほしいなと思う。


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