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『シン・仮面ライダー』続編は制作決定した?「仮面の世界」は企画書用ラフプロット作成中【2026年最新】

2024年11月27日

『シン・仮面ライダー』の続編は、2026年8月6日現在、正式な制作決定や公開日の発表には至っていません。

ただし、続編構想が消滅したわけでも、完全な白紙のまま止まっているわけでもありません。

庵野秀明監督は2025年3月、構想上の続編『シン・仮面ライダー 仮面の世界(マスカーワールド)』について、企画書用のラフプロットをまとめ、関係者へ提出する企画メモを準備していると明かしました。

つまり現在は、2023年に公表されたアイデアが一歩具体化し、正式決定に向けた企画準備へ進んでいる段階です。

『シン・仮面ライダー』続編は制作決定した?「仮面の世界」は企画書用ラフプロット作成中【2026年最新】

この記事では、2023年の構想発表、2024年発売のBlu-rayに収録された「新番組予告」、2025年のラフプロット作成報告を時系列で整理します。

そのうえで、『仮面の世界』がどのような物語になるのか、続編はいつ公開されるのか、興行収入やコミカライズとの関係まで、確認できる公式情報に基づいて解説します。

結論:『シン・仮面ライダー』続編は未決定だが企画書用ラフプロットを作成中

結論から整理すると、『シン・仮面ライダー』の続編は制作決定していませんが、庵野秀明監督が企画書用ラフプロットを作成する段階まで進んでいます。

2026年8月6日現在の状況は、次のとおりです。

項目 2026年8月6日現在の状況
続編の正式決定 発表されていない
正式タイトル 未決定
構想上のタイトル 『シン・仮面ライダー 仮面の世界』
読み方 マスカーワールド
企画の進行状況 企画書用ラフプロットと企画メモの準備段階
公開日・配信日 未定
映画・テレビ・配信などの形式 未定
物語の中心人物 構想上は一文字隼人/仮面ライダー第2号
柄本佑さんの続投 未発表
脚本・監督 正式発表なし
制作会社・配給会社 正式発表なし

ここで最も注意したいのは、庵野監督が企画を準備していることと、東映や関係各社が正式に制作を承認したことは別だという点です。

企画書用ラフプロットは、作品の方向性を関係者へ示すための土台です。完成脚本でもなければ、撮影開始を意味するものでもありません。

一方で、口頭で語られただけの構想から、提出を想定した企画メモへ進んでいる点は無視できません。

筆者としては、現在地を「白紙」や「制作困難」と表現するより、正式決定前の企画準備段階と捉えるのが最も正確だと考えます。


『シン・仮面ライダー』続編の最新情報を時系列で整理

『シン・仮面ライダー 仮面の世界』をめぐる情報は、2023年から2025年にかけて少しずつ具体化してきました。

ただし、各時点で発表された内容の重みは異なります。「タイトルが語られた」「映像が作られた」「企画書が準備された」という段階を混同しないことが重要です。

2023年4月:庵野秀明監督が続編構想を公表

続編構想が初めて具体的に語られたのは、2023年4月9日に開催された『シン・仮面ライダー』の舞台挨拶です。

庵野監督は、映画本編の脚本を執筆していた段階から、続編を可能にする構成を考えていたと説明しました。

この場で明かされた構想上のタイトルが、『シン・仮面ライダー 仮面の世界』です。読み方は「マスカーワールド」とされています。

ただし、当時の発言で重要なのは、タイトルや基本プロットを語る一方、企画の現状について「現実的には白紙ですが、構想としては残っています」という趣旨の説明をしていた点です。

これは「続編を作れない」と断定した発言ではありません。

まして、興行収入や制作資金を理由に続編が困難だと述べたものでもありません。2023年時点では、あくまで正式企画になる前の構想だったと理解する必要があります。

詳細は、『シン・仮面ライダー』公式サイトの舞台挨拶レポートで確認できます。

2024年11月:Blu-rayに「新番組予告」を収録

2024年11月20日発売の『シン・仮面ライダー』Blu-rayには、本編を全5話に再編集した「各話フォーマット版」が収録されました。

各話フォーマット版では、新規撮影されたエンディング映像などが追加されています。商品情報には、映像特典として「ノンテロップOP・ED・新番組予告」が収録されることも明記されました。

この「新番組予告」が、『シン・仮面ライダー 仮面の世界』の構想を映像で示す内容となっています。

しかし、ここでいう新番組予告は、正式な制作発表後に公開される一般的な映画の予告編とは性質が異なります。

続編構想の世界観を示すために制作された追加映像であり、撮影開始や公開決定を告知する予告編ではありません。

Blu-rayに映像が収録された事実は、庵野監督が『仮面の世界』のアイデアを継続して持っていることを示す材料にはなります。

一方で、この映像だけを根拠に「続編はすでに撮影済み」「公開が決定している」と判断することはできません。

収録内容は、KING AMUSEMENT CREATIVEのBlu-ray&DVD公式商品ページで確認できます。

2025年3月:企画書用ラフプロットの作成を公表

続編構想の現在地を判断するうえで、最も重要なのが2025年3月の報告です。

『シン・仮面ライダー』の最速上映から2周年を迎えた2025年3月17日、株式会社カラーの公式Xアカウントを通じて、庵野監督による『仮面の世界』の進行状況が明かされました。

説明によると、庵野監督は次の作業を進めていました。

  • 『シン・仮面ライダー 仮面の世界』の企画書用ラフプロットをまとめる
  • 関係者へ提出するための企画メモを準備する
  • 企画実現の可能性を探る
  • 柄本佑さんやファンの期待に応えられるよう努力する

一方で、庵野監督は慎重な姿勢も崩していません。

企画がどのような形になるのか、映画・テレビ・配信などのどの媒体になるのか、そもそも実現できるのかについては分からないと説明しています。

この投稿から読み取れるのは、正式な制作決定ではないものの、2023年の「構想」から、関係者へ提出する企画書の準備へ進んだという変化です。

該当する説明は、カラー公式Xアカウントの2025年3月17日の投稿で確認できます。

2025年3月18日:実現すれば抱えている企画の6作品目に

翌日の2025年3月18日にも、カラー公式Xアカウントを通じて庵野監督の説明が投稿されました。

庵野監督は当時、複数の脚本や企画を抱えていることを明かしたうえで、『仮面の世界』が実現すれば、取り組みたい作品の一つになるという意向を示しています。

この発言から、他作品の存在を理由に「『仮面の世界』への着手は不可能」と断定することはできません。

複数企画を抱えていることは、制作時期を左右する可能性があります。ただし庵野監督本人が実現への意欲を表明している以上、特定の別企画だけを根拠に続編の可能性を否定するのは早計です。

関連する投稿は、カラー公式Xアカウントの2025年3月18日の説明で確認できます。

2026年8月:制作決定・公開日・キャストの発表はない

2026年8月6日現在、『シン・仮面ライダー 仮面の世界』について、正式な制作決定、公開日、配信日、キャスト、作品形式などは発表されていません。

したがって、現時点で「続編映画が決定した」「2027年に公開される」「柄本佑さんの主演が決まった」といった情報を確定事項として扱うことはできません。

なお、2026年の仮面ライダー生誕55周年記念映画として発表された作品は、『アギト-超能力戦争-』です。

これは『シン・仮面ライダー 仮面の世界』とは別の企画です。仮面ライダーの記念年に映画作品が公開されたことと、『仮面の世界』の制作決定を結びつけないよう注意が必要です。

詳細は、東映による『アギト-超能力戦争-』の公式発表で確認できます。


『シン・仮面ライダー 仮面の世界』とは?

『シン・仮面ライダー 仮面の世界』は、庵野秀明監督が2023年の舞台挨拶で明かした続編構想です。

ただし、正式な製作発表で確定した作品名ではありません。現段階では、庵野監督が続編構想につけている仮タイトルとして扱うのが適切です。

「仮面の世界」は構想上のタイトル

『仮面の世界』という名称は、石ノ森章太郎による漫画版『仮面ライダー』を強く意識したものと考えられます。

庵野監督は舞台挨拶で、石ノ森先生の原作を読んでいる人なら、タイトルを聞けばすぐに思い当たるものがあるという趣旨の説明をしました。

ただし、「漫画版の最終章をそのまま映像化する」と公式に断定されたわけではありません。

漫画版を下敷きにしつつ、『シン・仮面ライダー』独自のSHOCKER観や人工知能の設定を発展させる構想と見るのが自然です。

ここには、『シン・仮面ライダー』が原作の場面を単純に再現する作品ではなく、現代社会の価値観や技術環境へ再構築した作品だったことも関係しています。

原作との関係は「忠実な映像化」という一本線ではなく、原作の発想を現代的な問題へ接続し直す再解釈として捉えるべきでしょう。

一文字隼人と仮面ライダー第2号が中心

2023年に庵野監督が語った基本プロットでは、続編の中心となるのは一文字隼人です。

『シン・仮面ライダー』本編の終盤で、本郷猛は一文字へ仮面と意思を託しました。

一文字は、本郷の魂が宿るマスクとともに戦う仮面ライダー第2+1号となり、オーグメントとの戦いを続けます。

東映の仮面ライダー図鑑でも、第2+1号となった一文字と本郷が、その後も各地で戦いを続けていることが説明されています。

この設定は、続編が本郷猛を中心とした第1作の繰り返しではなく、一文字が本郷の意志を引き継ぎながら、自分自身の仮面ライダー像を確立する物語になる可能性を示しています。

一文字隼人を演じた柄本佑さんの続投は、2026年8月現在、正式には発表されていません。

ただし、2025年3月の庵野監督の説明で柄本さんへの言及があったことから、構想上の中心人物として一文字を想定していることはうかがえます。

仮面ライダー第2+1号の設定は、仮面ライダー公式サイトの「仮面ライダー第2+1号」図鑑で確認できます。

日本政府とSHOCKERの人工知能が物語の軸

庵野監督が2023年に明かした構想では、日本政府とSHOCKERの人工知能が物語の重要な軸になります。

公式イベントレポートで示された内容を整理すると、次のとおりです。

  • 日本政府がSHOCKERのブレインとなる人工知能を開発する
  • 政治家や官僚がSHOCKERへ参加する
  • 仮面ライダー第2号が新たなSHOCKERと戦う
  • 政府の男と情報機関の男が、政府側の人間として難しい立場に置かれる

この構想が興味深いのは、敵を単純な秘密結社として描くのではなく、国家組織とSHOCKERの境界が曖昧になる状況を扱おうとしている点です。

『シン・仮面ライダー』本編のSHOCKERは、人間を幸福へ導くことを目的としながら、その幸福を一方的に定義し、人間の自由を奪う組織として描かれました。

続編構想では、その思想が政府や行政システムと接続します。

これは、悪の組織が国家へ侵入する古典的な物語であると同時に、人工知能による最適化や、個人の幸福を制度が決定する危うさを描く現代的なテーマにもなり得ます。

筆者としては、『仮面の世界』の新しさは、単に第2号の活躍を増やすことではなく、仮面をつけた者と、素顔のまま制度へ組み込まれた者の違いを問い直す構造にあると考えます。

政府の男と情報機関の男はどう関わるのか

映画本編では、竹野内豊さんが演じる政府の男と、斎藤工さんが演じる情報機関の男が、本郷や一文字を支援しました。

彼らはSHOCKERと対立する側にいましたが、続編構想では日本政府そのものがSHOCKERと接続する可能性が示されています。

そうなれば、2人は単純な支援者ではいられません。

所属組織への忠誠、国家の秩序、市民の安全、仮面ライダーとの信頼が衝突する立場に置かれると考えられます。

庵野監督が「政府側の人間として難しい立場になる」という趣旨の説明をしたことは、続編がヒーロー対怪人だけでなく、組織に属する人間の倫理も描こうとしていることを示します。

この構造は、一文字の自由な気質とも対照的です。

組織の内側で責任を負う人物と、組織の外側から戦う仮面ライダーを並べることで、「正義は誰が決めるのか」という問いがより鮮明になるでしょう。

石ノ森章太郎の漫画版との関係

『仮面の世界』という題名から、石ノ森章太郎の漫画版『仮面ライダー』との関係を知りたい人も多いでしょう。

庵野監督は、原作を読んでいる人ならタイトルから意図を連想できるという趣旨の発言をしています。

しかし、公式に確認できるのは、原作を意識したタイトルと構想があることまでです。

漫画版の特定エピソードを、そのまま映画化すると確定したわけではありません。

『シン・仮面ライダー』本編も、漫画版、テレビ版、旧作映画など複数の要素を組み合わせながら、新たな物語へ再構成していました。

続編が実現する場合も、漫画版の発想を引用しつつ、人工知能や政府組織といった独自設定を加えた再解釈になる可能性が高いと考えられます。


Blu-rayの「仮面の世界」は正式な続編予告なのか?

結論として、Blu-rayに収録された映像は、『仮面の世界』の続編構想を示す新番組予告ですが、正式な制作決定を知らせる映画予告ではありません。

商品情報では、全5話に再編集した各話フォーマット版、新規撮影の各話エンディング、ノンテロップOP・ED、新番組予告の収録が確認できます。

この形式は、テレビシリーズのように『シン・仮面ライダー』を再構成し、その先に新しい番組が始まるかのような感覚を味わわせる演出です。

いわば、作品世界を広げるための「劇中外の遊び」であると同時に、庵野監督が持つ続編構想を視覚化したものといえます。

ただし、2025年3月の時点でも、庵野監督自身が企画の実現や形式は分からないと説明しています。

そのため、Blu-ray映像の存在を根拠に、次のように断定することはできません。

  • 続編本編の撮影が始まっている
  • 出演者との契約が完了している
  • 映画館での公開が決まっている
  • 作品の完成時期が決まっている
  • 正式な脚本が完成している

新番組予告が持つ意味は、制作決定の証拠ではなく、構想が一度きりの発言で終わらず、映像としても試みられたことにあります。

期待材料ではありますが、公式な製作発表と同じ重さではありません。


『シン・仮面ライダー』続編はいつ公開される?

『シン・仮面ライダー』続編の公開時期は未定です。

2026年8月6日現在、公開年、撮影時期、作品形式のいずれも発表されていません。

現段階で分かっていない主な事項は、次のとおりです。

  • 企画が東映などの関係各社に正式承認されたか
  • 製作委員会や出資体制が組まれたか
  • 脚本が完成したか
  • 庵野秀明監督が脚本・監督を正式に務めるか
  • 柄本佑さんが一文字隼人役で続投するか
  • 映画、テレビ、配信作品のどの形式になるか
  • 撮影がいつ始まるか
  • 公開または配信がいつになるか

企画書用ラフプロットは、制作へ向けた重要な一歩です。

しかし、映像作品は企画承認、予算確保、脚本開発、キャスティング、撮影、編集、宣伝など、多数の工程を経て完成します。

そのため、「早くても2027年」「数年後には公開」といった具体的な年を予測しても、現時点では裏付けがありません。

検索者にとって必要なのは希望的な公開年ではなく、まだ公開時期を判断できる段階ではないという明確な回答でしょう。


興行収入や赤字が原因で続編は止まったのか?

結論からいえば、『シン・仮面ライダー』の続編が、興行収入や赤字を理由に止まったという公式説明はありません。

『シン・仮面ライダー』の最終興行収入は23.4億円で、歴代仮面ライダー映画として最高の興行成績を記録しました。

公開初週の観客動員は約34万5000人、興行収入は約5億4000万円で、週末動員ランキングでは2位となっています。

ゴールデンウィークには、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の関連映像『EVANGELION:3.0(-46h)劇場版』との同時上映も行われました。

一方で、『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と興行収入を比較し、『シン・仮面ライダー』が赤字だったと判断することはできません。

作品ごとに製作費、宣伝費、上映規模、出資構成、商品化契約、配信契約、海外販売などが異なるためです。

また、入場者特典の予定数量に平均客単価を掛けても、公式な目標興行収入にはなりません。

特典を多く準備したことと、その数量に相当する全観客の来場を必達目標にしていたことは同義ではないためです。

『シン・仮面ライダー』では、次の重要な収益情報が公表されていません。

  • 正確な製作費
  • 宣伝費
  • 製作委員会各社の出資比率
  • 劇場興行以外の収益
  • 配信契約による収入
  • 海外販売による収入
  • Blu-rayやDVDの利益
  • 商品化やライセンスによる収入
  • 損益分岐点

したがって、劇場興行収入だけから黒字・赤字を断定したり、映像ソフトやグッズでも補填できなかったと結論づけたりすることはできません。

一般論として、興行成績が続編企画の判断材料になる可能性はあります。

しかし、『仮面の世界』について東映、カラー、庵野監督のいずれも、興行収入を理由に制作を見送ったとは発表していません。

むしろ2025年には、庵野監督が企画書用ラフプロットを作成していることを明かしています。

筆者としては、興行成績を検討材料の一つとして見ることと、赤字が続編を止めた原因だと断定することは、明確に分けるべきだと考えます。


コミカライズは『仮面の世界』の続編へつながるのか?

コミカライズ版が『仮面の世界』へ直接つながるという発表はありません。

『シン・仮面ライダー』には、映画の前日譚やSHOCKER側の背景を描いた漫画『真の安らぎはこの世になく-シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』があります。

同作は、脚本を山田胡瓜さん、漫画を藤村緋二さん、監修を庵野秀明さん、八手三郎さん、石森プロ、東映が担当しました。

物語は、映画本編で仮面ライダー第0号となる緑川イチローを中心に、SHOCKERの成立過程やオーグメントたちの背景を補完する内容です。

連載はすでに完結しています。

2025年5月22日発売の『週刊ヤングジャンプ』掲載回で最終回を迎え、単行本は全9巻です。

掲載時期は、週刊ヤングジャンプ公式サイトの2025年バックナンバーで確認できます。

以前は映画本編を別視点から描く「仮面ライダー編」も展開されていましたが、2026年8月現在は「連載中」ではありません。

また、完結後に『仮面の世界』編へ移行した事実もありません。

そのため、「映画で続編を作れなければ漫画で展開される」「次の漫画シリーズで『仮面の世界』が描かれる」といった見方は、現段階では予想にとどまります。

コミカライズは作品世界を広げる重要な存在ですが、『仮面の世界』の漫画版が発表されたわけではないという線引きが必要です。


『仮面の世界』が実現する可能性をどう見るべきか

『シン・仮面ライダー 仮面の世界』は、2023年の「現実的には白紙」という状態から、2025年には企画書用ラフプロットを準備する段階へ進みました。

これは前進です。

しかし、企画準備と正式制作の間には、まだ大きな距離があります。

実現へ向けたプラス材料

現在までに確認できるプラス材料は、次のとおりです。

  • 庵野秀明監督が構想上のタイトルを持っている
  • 一文字隼人を中心とする基本プロットが存在する
  • 日本政府とSHOCKERの人工知能を軸とした物語案がある
  • Blu-ray用に「新番組予告」が制作された
  • 2025年に企画書用ラフプロットが作成された
  • 関係者へ提出する企画メモが準備された
  • 庵野監督本人が実現への意欲を表明している
  • 柄本佑さんやファンの期待に応えたいという姿勢が示されている

特に重要なのは、2023年の舞台挨拶で語られた構想が、その後も残り続けていることです。

映像特典が作られ、さらに企画メモの準備へ進んだことから、単発のサービス発言だったとは考えにくくなっています。

まだ発表されていない重要事項

一方で、正式制作へ進んだと判断するために必要な情報は、ほとんど発表されていません。

  • 東映や関係各社による企画承認
  • 製作委員会や出資体制
  • 制作予算
  • 映画・テレビ・配信などの作品形式
  • 正式な脚本
  • 監督・主要スタッフ
  • 柄本佑さんを含むキャスト
  • 撮影スケジュール
  • 公開・配信時期

これらが未発表である以上、「実現は確実」と評価することはできません。

企画書を準備した結果、内容や形式が大きく変わる可能性もあります。タイトルが変更されることも考えられます。

筆者の考察:続編の核心は「第2号の物語」だけではない

筆者としては、『仮面の世界』が実現する場合、その価値は一文字隼人の活躍だけにあるのではないと考えます。

『シン・仮面ライダー』本編では、SHOCKERが人間の幸福を計算し、不幸を減らそうとする組織として再定義されました。

その思想が日本政府の人工知能と結びつけば、続編は「秘密結社を倒す物語」から、善意による管理社会とどう向き合うかを問う物語へ発展します。

人間を苦しみから救うために、本人の意思を制限してよいのか。

多数の幸福を守るために、少数の自由を切り捨ててよいのか。

人工知能が最適な答えを提示したとき、人間はその答えへ従うべきなのか。

これらは、SHOCKERの思想を国家規模へ拡張することで初めて成立する問いです。

一文字隼人は、本郷猛よりも軽やかで、人間らしい感情を前面に出す人物として描かれました。

その一文字が、巨大な制度や人工知能の論理へ立ち向かうなら、『仮面の世界』は本郷から託された使命を守るだけでなく、一文字自身が何のために仮面をかぶるのかを選び直す物語になるでしょう。

本郷の魂を宿すマスクは支えである一方、一文字がいつまでも本郷の意思に従うだけでは、第2号の物語は完成しません。

本郷を受け継ぎながら、本郷とは異なる答えを選ぶこと。その葛藤こそが、続編に必要なドラマだと感じます。

現時点での最終評価

2026年8月現在、『仮面の世界』は2023年の構想発表時より具体化しています。

Blu-rayの新番組予告が制作され、庵野監督が企画書用ラフプロットと企画メモを準備したことは、実現へ向けた明確な前進です。

一方で、正式な制作承認、作品形式、キャスト、公開時期は発表されていません。

したがって、現時点での評価は次のようになります。


『シン・仮面ライダー 仮面の世界』は、正式制作へ移った作品ではない。しかし、単なる口頭の構想から、関係者への提出を想定した企画準備へ進んでいる。

期待できる動きはありますが、制作決定と表現するには早い段階です。

続報を判断するときは、庵野監督の個人的な構想報告だけでなく、東映、カラー、『シン・仮面ライダー』公式サイトなどによる正式発表があるかを確認する必要があります。


まとめ

『シン・仮面ライダー』の続編は、2026年8月6日現在、正式には制作決定していません。

公開日、作品形式、キャスト、脚本、監督、制作会社なども未発表です。

ただし、庵野秀明監督は2025年3月、『シン・仮面ライダー 仮面の世界』の企画書用ラフプロットをまとめ、関係者へ提出する企画メモを準備していると説明しました。

2023年の「構想として残っている」という段階から、企画実現へ向けた準備へ進んだことは確かです。

物語は、一文字隼人/仮面ライダー第2号を中心に、日本政府が開発したSHOCKERの人工知能、SHOCKERへ参加する政治家や官僚、難しい立場に置かれる政府関係者を描く構想となっています。

一方、Blu-rayの新番組予告は正式な続編映画の予告編ではなく、興行収入や赤字を理由に企画が止まったという公式説明もありません。

現段階では、「続編は未決定だが、庵野監督が企画書を準備している」という理解が最も正確です。


よくある質問

『シン・仮面ライダー』続編は制作決定した?

制作決定していません。

2026年8月6日現在、庵野秀明監督が『シン・仮面ライダー 仮面の世界』の企画書用ラフプロットと企画メモを準備している段階です。

『シン・仮面ライダー』続編はいつ公開される?

公開日は未定です。

映画、テレビ、配信などの作品形式も発表されておらず、撮影開始時期や具体的な公開年を判断できる公式情報はありません。

『仮面の世界』の主人公は一文字隼人?

2023年に庵野監督が語った基本プロットでは、一文字隼人/仮面ライダー第2号が新たなSHOCKERと戦います。

ただし、正式な脚本や柄本佑さんの出演は発表されていません。

Blu-rayの予告は続編制作決定の証拠?

制作決定の証拠ではありません。

Blu-rayの各話フォーマット版に収録された「新番組予告」であり、続編構想を映像化したものですが、一般的な正式製作発表後の映画予告編とは異なります。

興行収入が低くて続編は中止になった?

そのような公式発表はありません。

興行成績が企画判断へ影響する可能性は一般論としてありますが、製作費や損益分岐点が非公表であるため、赤字だったとも断定できません。

コミカライズで『仮面の世界』が描かれる?

そのような発表はありません。

『真の安らぎはこの世になく-シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』は2025年5月に完結し、単行本は全9巻です。


参考資料・情報源

  • 『シン・仮面ライダー』公式サイト「大ヒット御礼舞台挨拶」
  • カラー公式X・2025年3月17日の『仮面の世界』進行状況
  • カラー公式X・2025年3月18日の庵野秀明監督による企画説明
  • KING AMUSEMENT CREATIVE『シン・仮面ライダー』Blu-ray&DVD
  • 仮面ライダー公式サイト「仮面ライダー第2+1号」
  • 週刊ヤングジャンプ公式サイト・2025年バックナンバー
  • 東映『アギト-超能力戦争-』公式発表

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