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ジオウ補完計画感想

2019年3月23日

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ゼミ生の皆様こんにちは、語屋アヤ(@ridertwsibu)です。


今回はジオウ補完計画についての感想です。

とはいえ補完計画はTTFCの有料コンテンツのため、あまりストーリーには触れず設定や裏話解説を中心に書いていきます。
前半はコントをしながらジオウの複雑な設定部分などをわかりやすく解説することが多かったですが、途中からはコントと撮影裏話がメインになっていきました。

裏話は裏話で面白かったので問題ないですが。
本編的には最初の区切りがつく16話まで同時並行で放映されていました。
一話単位だと非常に短い感想になるので、全話まとめての感想になります。

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第1.5話 ネーミングの謎

第一回は各キャラのネーミングについて触れている。
ややこしい世界観の補足ではなくそこから入るのか……。

オーマジオウのオーマは魔王の逆さ読み。
他にも逢魔が時も含まれているのはほぼ間違いないだろう。

そしてジオウは時王と、二十作品の王というダブルの意味から取ったものだ。
単純過ぎと言われているが、Wとかウィザードとかゴースト等の先輩達に喧嘩売ってるのだろうか。

ツクヨミはそのまま日本神話から取られている。
流石にここはフリーダムな補完計画でもそのままじゃねえかとはディスれなかった。

なお、一番よくわからない上にライダーの名前にもなっているゲイツも、意味合い的には王を表すらしい。
複数系なのは語感だと思われるが、ゲートとは各世界で王を示す言葉としても使用されている。
ファラオは『大いなる門』であり、日本でも帝(ミカド)は御門が由来らしい。

結構良い名前が与えられているじゃないか、ゲイツ。
この時点で結構重要キャラな位置付けを与えられる運命にある。

第2.5話  世界のルール

今回こそややこしい時間改変に補足解説が入った。
しかも微妙にジオウの設定を引きずっているので、桐生戦兎だけど中身が葛城巧として解説してくれて、非常にクールな雰囲気だ。

アナザーライダーが誕生した時点で、元の仮面ライダーが存在しない歴史に変わる。
ビルドの歴史がなくなるのと同時に、ビルドという番組そのものが消えるようだ。
アナザーライダーを倒せば、次の復活まで少しの間だけ歴史が戻る。

そしてアナザーライダーは同じライダーの力でしか倒せない。
そのためジオウはビルドアーマーの力を引き継ぐ必要がある。

そして第三のルールは大人の事情に突っ込むヤツは馬に蹴られるだった。
要するに、厳密にリアルな設定を扱うよりも、演出面を優先にしたということだ。
ガンダムや巨大ロボットものが、敵とべらべら喋りながら殺し合いするようなものと思えばいい。
でも、公式がその開き直りを言ってしまっていいのか……。

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第3.5話 王位なるネタバレ

本編でも散々ネタにされていたのに、補完計画でもゲイツがイジられる。
第一話でもイジられていたが、補完計画のツクヨミはゲイツに対する当たりが強い。

今回はタイムジャッカーに関する解説だ。
ウールが全員の時を止めて解説してくれた。

タイムジャッカーは人の歴史を変える代わりに、その者をアナザーライダーへと変えてしまう。
だから基本的には選択肢のない者が選ばれるのだろう。

なぜこんなことをしてまでアナザーライダーを作るのか。
こうして新たな王を擁立するのがタイムジャッカーの目的だ。

いつか全時空のライダー達が相争い、王を決める戦いが始まる。
そこで仮面ライダーに成り代わって、自分達の選んだアナザーライダーを王にするつもりらしい。
アナザーライダーは同じライダーの力でしか倒せないため、かなり有利に戦える。

まあ、その方法で他のライダーや、ジオウはなんとかできても、まだ世界の破壊者がいるんだけど。
少なくとも、平成一期のライダーをアナザーライダー化しても、このルールならディケイドだと普通に倒せてしまう
今の所、個体の戦闘力はあんまり高くないしね、アナザーライダー。

第4.5話 Aレジェンドたちの告白

今回の設定解説自体はあまりあるようで無かった。
レジェンド出演しているライダー達は、ちゃんと記憶の有無を台本で分けて演じ分けているんだよって話だ。

記憶を失っている現代のレジェンドは頭文字にAfterという意味で『A』が付く。
過去の歴史改変前は『B』だ。

永夢はAMとかBMとか呼ばれていたらしい。AMって時間みたいだな……。
なお、歴史が改変されても基本的に性格は変わらない。

ジオウ補完計画感想
仮面ライダーエグゼイド 職員証 宝生永夢 仮野明日那 セット

なので実際の演じ分けは改変の有無より時間の前後が大きくなるだろう。
その辺、時間経過でもキャラが変わらない飛彩はともかく、永夢はかなり丁寧に演じ分けされていた。
役者さんの努力と苦労が垣間見える補完話だった。

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第5.5話 トキワ壮ゴと謎電話

今回は1.5話で触れられなかったソウゴの名前と、フィアズフォンXについての解説だ。
なお、ファイズフォンX使っているのにファイズの知識がないことを突っ込むのは馬に蹴られる案件らしい。
そこはちゃんと設定付けしようよ! ごまかすとサボりになるところだよ!
そもそも、50年後の未来ではスマートブレインあるのだろうか……。


仮面ライダージオウ DXファイズフォンX(テン)

なおファイズフォンXは基本時計であり、携帯電話としても使える。
しかも時空を超えて通話が可能という優れものだ。
そして少し形を変えれば銃にもなる。
ガラケーのガラパゴス化ここに極まれり。

なお、常盤ソウゴの元ネタは石ノ森章太郎先生と関わりの深いトキワ荘から取られている。
わかっている人には説明されるまでもないことだ。
で、トキワ荘とは石ノ森章太郎先生や手塚治虫など、名だたる漫画家を排出しまくった漫画家の聖地と呼ばれるアパート。

平成仮面ライダー二十周年なので、石ノ森章太郎先生ゆかりの地から主人公の名前を付けたのだろう。
まあ、補完計画ではネタとして使っているけど、実際この二つには何の関わりもないのだけど。

第6.5話 フォーゼ555の秘密

補完計画の設定解説なんてなかった。
いやなんかホントもうひたすら巧と草加が仲良いだけのコントだ。
お前ら本編で変身しなかったのに補完計画で変身ポーズしてんじゃねえよ!


Justiφ's

強いて言うなら流星塾の解説をしてくれている。
流星塾はオルフェノクの王を探すため、九死に一生を得た子供たちが集められた養護施設的な学校だ。
他にもごく簡単ながらファイズについての説明をしてくれている。

知ってる人は巧と草加の悪ノリにひたすらニヤニヤできるぞ。
正直一番解説になっていないのに、一番楽しい補完計画だった。

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第7.5話 最悪のブラックは誰だ

ここにきてまさかの未公開カットシーン集だ!
基本的に有料コンテンツなので、具体的な設定補完部分意外についてはあえて触れないようにしていたため、感想的に書くことないぞ!
前回辺りから補完するネタがなくなってきて、コントメインの裏話方面にシフトしている気がする。

ある意味非常にレアな回で、第一話のカットシーンの一部分が公開されていた。
話的にざっくり切られた部分として、本当はゲイツも江戸時代までソウゴ達を追ってきていたようだ。
一日がかりの撮影がゲイツの部分だけまるまる削られてしまったそうな。哀しみ。

特に第一話は内容的に詰めっつめなのでカットシーン多そうだなあという印象だ。
最初の二話分の構成は本当色々無茶したよなあと、今でも思う。

第8.5話 恐怖のタイムパラドックス!

今回は仁藤攻介とゲイツによるコント回。
何気に初めてソウゴもツクヨミもいないぞ。
なお、前回はゲイツだけいなかったので、さり気にバランスは取れている。

ゲイツはツッコミ役がよく合うし、仁藤は基本ボケ倒すキャラなので相性がすごくいい。
なんだったら本編よりテンポよく楽しい会話を繰り広げていた。
特に仁藤がすごい活き活きしている。
この姿を本編で観たかったのだけどなあ。


【ビーストライドウォッチ】仮面ライダージオウ エレクトリカルライドウォッチスイング02

設定解説はライドウォッチ受け渡しの段取りについてが語られた。
レジェンドからライドウォッチを貰う。

そうしたら今度はソウゴやゲイツが過去に渡り、ウォッチを貰ったレジェンドにブランクウォッチを渡す。
それがまた未来でいい感じにライドウォッチ化しているという流れ。

いや、ライドウォッチになる下りを語れよ!
そこだけが第一話からずっと不鮮明なんだよ!
むしろ一番知りたい部分だけ伏せてきた。
ここは後でわかる伏線なのか、馬で蹴られる案件なのか、どっちなのかすらわからない。

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第9.5話 王と神とオトナ

今回の補完ネタはオモチャの販促とレジェンド出演について。
うん、もう一ミリも本編の補完してないね。

ただでさえカオスな補完計画だけど、檀黎斗が出るともう収集がつかない。
フリーダムってレベルじゃねーぞ!(正確にはレベルビリオンの御方だけど)


バトルスピリッツ/コラボブースター【仮面ライダー ~疾走する運命~】/CB06-XX01 檀黎斗神 XX

仮面ライダーと言えばオモチャの販売だ。
なんせオモチャの売上に番組自体が大きく左右されるのだから重要に決まっている。

しかしジオウではオモチャよりレジェンド主演のスケジュール調整の方が優先されるらしい。
ゲンムウォッチの販売に合わせて檀黎斗が出たのではなく、檀黎斗の登場に合わせてゲンムウォッチの発売が調節されたのだ。

それだけレジェンド出演にはスケジュール調整含めて気を使われているというお話。
先にウォッチだけ発売されるケースがめっちゃ多いのも、もしかしてそれが理由なのだろうか?

第10.5話 モーリ対シモヤマ

今回は脚本変更によるキャラブレについてのお話。
もう本当に裏話しかする気がねえ!

9話と10話はオーズ編のためかオーズの脚本を多く務めた毛利氏が起用されている。
しかし中身は何故か檀黎斗祭になったわけだ。

ここら辺は完全に大人の事情だと思うけど、9.5話のレジェンド出演タイミングにすごい左右されていそうだ。
まあ、ぶっちゃけ一番キャラがブレているのは檀黎斗ご本人なんだけどね!
ちなみに監督は脚本家以上にもっと変更されているというオチ付き。

あと、前回檀黎斗がきたので今回は火野が補完計画入りかと思ったがそんなことはなかったぜ!
補完計画の映司なら、裏のプロデューサーと呼ばれるネタを存分に発揮してくれるだろうと思っていたので普通に残念。

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第11.5話 謎の95DO!

11.5話にして久しぶりに設定話だ!
ジオウの初期デザインが公開されていたのだけど、普通に格好いいのがたくさんあった
そして全ての顔デザインに、ライダーの文字は刻まれていない。

ちなみに補完計画にも出ていなかったが、ジオウの顔に『ライダー』が刻まれたのはエグゼイドのデザインが濃すぎたせいだ。
あれの濃さに対抗するため、顔にライダーの文字を入れてインパクトをだしてようやくOKを貰えたとのこと。

なお、今回はクジゴジ堂の設定にも触れられた。
クジゴジ堂の中には歴代ライダーに関するアイテムがたくさん入っているそうだ。
こういうネタがあるから、ネットで度々叔父さんのラスボス説が浮上してくる。
エボルトが視聴者の心に刻んだ疑心暗鬼の根は深い。

第12.5話 インタビュー・ウィズ・未来人

完全にスウォルツ・オン・ステージ。
本編で出番あまりないのにこっちで大暴れだ!
ていうかこれ完全に中の人だよ!

設定面の補完としては、ゲイツ、ウォズ、スウォルツの立ち位置を解説する話だ。
次回のゴースト編から士が登場してさらにストーリーひっかき回すため、一旦視聴者のために整理し直そうという流れだろう。

  • ゲイツ
    ジオウ倒したいけどツンデレが受けてしまっているので、倒すとデレる要素がなくなるで困る!
  • ウォズ
    あくまで我が魔王に忠誠を誓っている。
    タイムジャッカー側に付いたのは我が魔王を導くために変化球も必要だったから。
  • スウォルツ
    新たな王を擁立することが目的。ただしタイムジャッカーに都合の良い王が前提だけどな!
    正直、これまではアナザーライダーの人選ミスってた。
    後、次回から用心棒的な人迎え入れるよ。
    クリスマス商戦で強化パーツを入れるため、敵が強くなるのは義務だからね!

スウォルツさんだけやたら長いのは、補完計画だとキャラが極端にフリーダム過ぎるせい。

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第13.5話 ユーレイの先生

久しぶりにレジェンド登場!
タケル殿が皆の質問にガッツリ答えてくれるコーナーと化した。

あと、まさかの泊進ノ介ガチ物真似までやりだしてしまう。
演技がかなり本気で、結構似ていたのでぜひ観てほしいレベル。

ちなみにユルセンの物真似もしたけど一ミリも似てなかった。
ていうか途中から完璧にマイク扱いだよユルセン。本編並に扱いが軽い!


仮面ライダーゴースト おしゃべり使い魔 DXユルセン(ボーイズトイパークショップ限定)

なお、ゴーストアーマー一話から出たのにゴースト編が平成二期じゃ最後の方だったのは、タケル殿のスケジュール都合だったらしい。
先にゴーストウォッチだけ出てきたので、ゴースト編やドライブ編がないのではと心配していた人は、これで一安心だ。

それと幽霊の透過処理は意外と予算は食わないらしい。
一年通して幽霊だっただけ合って詳しいタケル殿だった。
その分、処理に時間と手間は倍かかる。それ、人件費もその分増えるということでは?

第14.5話 ピンクの悪魔

ピンクの悪魔で巷じゃカービィ扱いされているディケイドの話。
門矢士本人も登場だ!

なお、今回は設定面の話はなし。
しかしディケイドのマゼンタカラーについてがガッツリ語られていた。
まさか10年後にマゼンタネタが掘り下げられるとは……。


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ディケイドは仮面ライダーどころか、男子の特撮ヒーローで始めてピンク系統のカラーが使用された。
それ以降エグゼイドやジオウの複眼などでピンク色が使われるようになっている。

これまでの仮面ライダーの主人公といえば赤、黒、緑、青。
パッキリとした色と決まっていたが、ディケイド以降はパステルカラーも使用されるようになった。
つまりディケイドが仮面ライダーのカラーバリエーションを増やしたのだ。

なお、士がソウゴに対して、新人は謙虚にと説教かました。
少しは10年の前の自分を省みようか!

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第15.5話 補完計画よ永遠に(前編)

ソウゴ、ジオウやめるってよ。
主役交代ネタにわざわざ小道具でツクヨミライドウォッチを作ってきた。
こんなところで予算使っていいの……?

新たな設定解説はないが、有名どころの東映無茶振りネタが叫ばれる。
(本当に後半は補完じゃなくて裏話メインだけど)

  • 東映のギャラ安過ぎ
  • 集合時間早すぎ
  • 13時間も取材入れられた

13時間はかなりエグい……。
そりゃあ役者さん達は演技も心も鍛えられるよね。

しかしながらツクヨミウォッチの後で、主演がギャラ少ないと叫ぶのは中々に業が深い。
基本コントがメインになってきて、ネタ切れ感の強いジオウ補完計画も次回最終回だ。

第16.5話 補完計画よ永遠に(後編)

映画が始まる前は映画の番宣拒否したのに、映画始まってから、それも最終回で映画ネタをもうプッシュするぞ!
なお、話題は例のサプライズ演出について。


平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER コレクターズパック [DVD]

台本に詳細は後日と書かれてあって、マジで台本になってない!
しかもサプライズ部分の撮影日は休みになっている。

どこからネタが漏れるかわからないと本当に徹底して、わざわざ出演者やマスコミ各位に嘘まで吐いて隠していた
わざわざ実話ですのテロップまで入れてくる嘘のような本当の話。

上映前にアピールしておいた方が客寄せになるとわかっていながら、本当にサプライズのためだけにここまでやったのだ。
こういうファンサービスができるうちは仮面ライダーコンテンツは滅びないと思う。

最終回なのに最終回らしい感想を何一つとして書けていない。
本当に最後の挨拶くらいしか最終回っぽいことしてないからね!
ある意味補完計画らしい締め方だった。

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